2003.7.31 無線LAN

つい最近、家の無線LANを802.11g にした。へへへの54Mbpsである。 ブツはメルコのこれ。でも実は、これが目当てだったりする。

やはり外部アンテナの威力はさすがで、これまでときどき切れていた2FのAirMac端末(G4 Cube)もがっちり切れなくなったし、11bではまず電波強度の問題がなくなった。ただ PCMCIA のカードで 11g 接続すると、私の体勢によっては 36Mbpsにフォールバックする事があるので、まだ十分でないのかも知れない。やはり日本の電波法はきつすぎる気がする。

で、Usen の速度測定サイトから使ってくれと言うメールがきたので早速比較してみる。まず 11b で測ると...2.6Mbps だそうだ。ふーん、まぁそんなもんかね。

次に 11g で測ると...6.8Mbps だそうだ。ほー。まぁ多少は速くなったようである。

ちなみに USEN -- Hub -- Melco /-無線-/ PC の形態での測定値。FTTH なのに何でこんな値かというと、たぶんマシンが遅いせいでしょう(Libretto L5+WindowsXP)。

2003.7.29 勝手に運休

今年は一体いつになったら梅雨が明けるのだろう。困ったものだ。

雨に対して最も弱い交通機関と言えば、何と言ってもバスではないだろうか。道路の混雑もあるが、乗り降りに時間がかかることが遅れの原因となる。遅れるだけでも嫌なものだが、更に困るのは、勝手に間引き運転するということだろう。

他のバス会社は知らないが、私が良く使うここは、実に良く運休する。雨が降ると行き先を勝手に駅から営業所に変えてしまうのだ。

これを最初にやられた時は、ずいぶん立腹した。10分に一本しかないから、時間をあわせて停留所に来ているのに、突然バスの行き先が変わってしまったからだ。しかも雨である。次のバスは5分や10分遅れているのが明らかだ。このときは結局20分位待たされた。

その後何度もやられているうちに、私がいつも乗ろうとしているバスは「外れ」なのではないかと思うようになった。つまり、「雨の場合には運休する便」というのが内々に決まっていて、運転手はその内規に乗っ取っているだけなのではないか。

その思いを強くしたのは、先日やはり同じ目にあった時に、運転手に「これ16分のバスですよね?」と問い質した時だった。運転手は「いえ、16分のはもう、すぐそこまで来てます」と言ったのだ。時刻表に乗っていない「営業所行き」が、なぜここにいるのかは敢えて聞かず、時刻表に乗っているバスがどこにいるのか確認したつもりだった。そうか、すぐ来るのかと引き下がった私は、自分で言うのも恥ずかしいが、何と素直なのだろうか。

ところが、大人の世界は素直では生きて行けない。5分ほどして次に来たバスは、まったく急いでいなかった。16分発であれば、到着してすぐにでも出発すべきなのだが、明らかに時間調整している。そして、きっちり26分に出発した。つまり16分のは運休になったのである。

混雑時にだんご状態になるのを防ぐため、運転本数を間引く事自体は、別に文句を言うことでもない。バス会社としては正しい制御である。しかし、これを客に隠してこっそりやるのはどういうことだろうか。「雨の日には運休する事がある便」という言わば「外れ便」には、ちゃんと時刻表上マーキングしておくべきではないか。みえみえの嘘をつくことを、少しは恥だと思ってもらいたいものである。

他にもこの会社に対しては不満が多々あり、最近は、なるべく西武バスの方を使うようにしている。運転も段違いに上品だし。ホームページにちゃんと時刻表が上がっている所も好感が持てて良い。

2003.7.27 GeForce2 MX 32MB AGP

某ショッピングセンターで、ASUS V7100 2V1D という GeForce2 MX AGPグラボを手に入れた。3400円だった。なぜこんなものを買ったかと言うと、こういうところで、こいつを G4 Cube に転用できるという記事を読んだからである。

私の Cube には ATI RAGE 128 Pro というカードが載っている。まぁ特に不満もなかったのだが、OS 10.2 で採用された Quartz Extreme という機能が使えないのがちょっと残念だった。Dock にしまう時のジニーエフェクトも、「重いよぅ」というコビトサンの声が聞こえそうな感じなのである。

で、世の中には Cube 用で Quartz Extreme 対応のビデオカードを売っている店もあるわけだが、なにしろ2万とか3万とかする。私は自慢じゃないが金持ちじゃないので、今どき RADEON 7000 とか GeForce2 ベースのカードにこんな金をつぎこみたくない。しかし、数千円のレンジならば話は別だ。

一口に GeForce2 ベースのカードと言っても星の数ほどあるが、その中から V7100 2V1D を選んだ理由は、1) カードサイズが RAGE 128 Pro とほとんど同じである、 2) 例のサイトに V7100 シリーズだけスペシャルな ROM が置いてある、の二点だった。

Cube に押し込むには物理的制約がきつい。まず発熱は控えめである必要がある。つぎに、カードの長さはAGPスロットプラスDRAM1個分位でなければならず、さらにカードの高さはPC用カードブラケットの頭より出ていてはいけない。V7100 2V1D は、これらの制約を完璧に満たしていた。

ただ、ROM の書き込みには一度失敗してしまった。スペシャルなイメージを書き込んだら、うんともすんとも言わなくなってしまったのだ。慌てて汎用のROMイメージを書き込み、天に祈る事数分...画面が出たーーーーーーー!

というわけで、1時間ほどで Quartz Extreme 環境に移る事ができた。スクロールはわりと速めだし、ジニーエフェクトも滑らか。快調である。ただまぁ、劇的に速くなったと言う印象はない。3400円の投資だから「まぁこんなもんか」で済むけれど、数万だしてこの程度の変化だとしたら、がっかりする所だった。危ない危ない。

2003.7.25 VH7PC完売

実はいまさらながら告白すると、こちらで紹介されていたVH7PC、私もあの記事を読んでむらむらと欲しくなり、1週間ほど頭を冷やした後、やっぱり欲しかったのでラオックスで手に入れてしまいました。特にUSBで録音する予定があったわけではないのですが、あのサイズで純A級ドライブと言うのに惹かれたのと、やっぱりお買い得だと思ったからです。それまで使っていたオンキョーのMD/CDアンプ(FR-S1)は、某フリマで25000円の値段が付きましたから、装置が新品になった上16000円もの差益を手にしてほくほく状態になりました。カタログスペックだけ比べると、VH7PCもONKYOのFRも、たいして変わりありませんでしたし、私はMDをほとんど使わないのでこれで十分だと思ったのです。

唯一心に引っかかっていたのは、本当にこの値段が底値なのかどうか、でした。ラオックスは更に値下げをするんじゃないかしらんと、ときどきネットショップをのぞいていたのです。VH7PCは、ずっと売れ筋トップをキープしていたのですが、今日見たらランキングから姿が見えなくなっていました。あれっと思って更に見ると、なんと「完売」の文字が。おー。ついに売り切れたか。 ということは、あの8980円というのが底値だったわけです。素晴らしいです。師匠、ありがとうございます。

さてこれで、ヤフオクにしつこく出ている10500円という値札が上がるのかどうかに興味が移ります。はてさてどうなるんでしょうね。

2003.7.24 T2キター

といってもターミネーターではなくて、タングステンである。日本では Bluetooth の必要性が薄いけど、32Mのメインメモリというのは良いかも。それに、SDカードはやっぱり魅力的だ。

SJ33 を使っていて良く思うことに、Dragonball では JPEG 展開などに非力さを感じる場面があることと、128MB ではムービーや音楽をいれておくには足りないということがある。いきおい、ビジュアル系の使いかたはしなくなる。もともとそんなに画像を palm で扱おうとは思っていないので大した問題ではないのだが、T2などと比べてしまうとちょっと悔しく思うのも事実。

それにしても 日本のパームはどうしてこう元気がないんだろう。寂しい事だなぁ。

2003.7.21 ハイテク自転車キター

自宅から子供を預けている保育所まで、直線距離で2キロほどである。 しかし電車だと4駅あって、徒歩区間をいれると30分ちょっとかかっている。これを何とか短縮したいと思って、少し前から電動自転車(正確には電動アシスト自転車)を物色していた。

私がはじめて電動自転車に乗ったのは、ツインリンク茂木でだった。 ラクーンコンポと言う奴が、所内移動用にフリーでレンタルできたので、ぶんぶん乗り回したのだ。アシストも強めで、あっというまにアシスト制限速度まで加速できるダッシュ力を堪能して、これは実に楽しい乗物だと思ったものだが、購入には至らなかった。とても欲しかったけど、11万と言う価格に蹴られた感じである。ちなみに今はモデルチェンジして更に軽くかっこよくなっている。

しかし、子供を載せるためにはとりあえずママチャリである必要がある。まだ子供が小さいので、ハンドルにくっつけるタイプのキャリアを選ぶのだが、MTBではフレームに干渉してしまうし、折り畳みでは強度に不安があるからだ。

ママチャリタイプの電動自転車市場は激戦区である。はじめてこの乗物を開発したのはヤマハだが、最近はヤマハ(PAS)、サンヨー(エナクル)、パナソニック(vivi)が三つ巴の争いを演じているようだ。ホンダはあまり力が入ってない気がする。なおヤマハのドライブトレインはブリジストン(アシスタファイン)と宮田(グッドラック)にも提供されている。

市場を開拓したことに敬意を払うとともに、先駆者の経験を買うという意味で、最初はヤマハに的を絞った。価格的に、ブリジストンの方が安かったので(場合によっては5万を切っている)、暫くウォッチ。しかし、ヤマハの低価格モデル(パススマイルカジュアル)がベースだとニッカド電池だったり車体重量が26kgもあったりしてうまくない。

ヤマハも今年のモデルは、定価据置きでニッケル水素電池に変えて来て、重量も22kgとなったのだが、これは人気爆発らしく、いまいち値段が下がってない。

一方サンヨーだが、エネクルジェネというモデルがある。こいつは前輪軸にモーターが仕組まれているから、いわゆるAWD、2輪駆動である。しかも回生ブレーキつきで22kg。ただし、安いモデルは変速機がついていない。日常用途に必須だと私が勝手に思っているシマノの内装三段変速機をつけるにはDXと言う奴を選ばねばならないが、こちらは値段が高いのだ。機能は良いが、財布が許さない。

で、パナソニック。こちらは業界最軽量を目指して頑張っているようだ。今年のモデルはついに20kgを切って来た。うーん、軽い事はいい事だ。バッテリが切れてもペダルが重くならないと言うのは良いかもと思った。

しばらくあちこちウォッチしていたのだが、やはり2003モデルはどこも値引きが渋い。結構売れているようである。やはり2002モデルをどこかで調達するしかなさそうだ。どこかって、そりゃもちろん、あそこである。怪しいショッピングセンター、ヤフオクである。

で、最終的に選んだのが2002モデルのパナソニックだった。2003モデルとの違いは、ライトがバッテリ式じゃなくてダイナモ式なことと、スタンドがアルミでなく普通の鉄だということ位。購入先は、なんと島原の自転車屋さん。本体価格も十分安かったし、子供キャリアも安かったし、送料も2600円と格安だったのだ。島原の自転車屋さんが東京の消費者に品物を売る...ネット時代を感じる一瞬。

週末は雨がちだったが早速息子を乗せて近所を一周してみた。アシスト力は控えめな気がしたが、まぁこれ位で良いだろう。子供がいるのにダッシュする事もないだろうし。ハンドルに括りつけるタイプのキャリアは上り坂で操縦が不安定になりがちだが、近所で一番の坂にチャレンジしてもなんなく登り切ってしまった。漕ぐ方にアシストがあるとハンドルに気持ちを集中させる事ができて安全である。

安物のママチャリなら6000円で買える時代に、10倍近い金を出すのはちょっとためらいも感じたが、満足感はなかなか高い。あとは盗まれないように気をつけなくては。

2003.7.17 新CLIE

これでもかの CLIE ネタ。ランチャーを Rondo から CrsLauncher に変え、ようやく元の姿を取り戻した。よしよし。ジョグって結局使わなくなるんだよな...MP3再生の時のボリュームとしては良く使ってるけど。

とか言ってたら、新機種が発表に。ザウルス追撃かと思わせるデザインに、機能てんこもりの高級路線である。サイズと言い、作りこみと言い、大したもんだと感心するけれど、なんとなくやりすぎな気もしないでもない。開発チームが集まってあれもこれもと言っているうちにこうなった、というようなオーラを感じてしまう。

初代パームを作った人の言葉で、今でも私の脳裏から離れないものにこう言うのがある。

本当に難しいのは、機能を削る事なんだ。

本当に必要な機能は何かを問い続け、余計な機能を捨てるのに何ヶ月もの時間を費した結果が、初代Pilotであった。シンプルだけれど、必要な機能については妥協せずに利便性を追求していた。SJ33にはまだ残されている4つのハードウェアショートカットボタンに、その名残を見る事ができる。もしこれがなかったら、私は SJ33 を買わなかっただろう。

「本当に必要な機能」が、時代とともに変遷するのはもちろんだけども、Palm のライセンシーには、ぜひこれを常に問い続けてもらいたいと思う。個人的には、ムービーとかVGA程度の撮影とか、カメラ付き携帯にできる事はあっちに任せておけば良いのにと思うのだけど、それではマーケットが小さく厳しいということなのかなぁ。ちなみにこの新機種の辞書も、しょぼいまんま。7万もするのに、これでいいの? リーダース位、載せて見せてヨ! キーボード付いてるんだしサ!!

2003.7.15 PocketLingo

引続きCLIEネタ。昨晩、ハーバードランゲージカンパニー(PocketLingo開発元)のサポートからメールが来て、バージョンアップ版がダウンロードできるようになったとの事。これまで使っていたのはバージョン1.0で、今度のは1.3。「検索の高速化」というのに惹かれて早速いれてみた。

結果。まずまずである。実は検索があまりに遅いので、他の辞書に買い替えようかと思っていたのだが、踏み止まることにした。感動するほど速くはないけれど、我慢の範囲内に収まってきたのである。アバウトな数値を出すと、例えば最もデータサイズの大きい英和辞書へ切り替えるのに、これまで5秒待たされたのが、2秒になった。インクリメンタルサーチも、一文字いれるごとに一呼吸待たされたのが、入力がちょっとの間とぎれるまで検索開始をディレイさせる小技が入ったようで、とりあえずぱぱっと入力する事ができるようになった。検索そのものも、これまで「よっこらしょ」という感じだったのが「ほいさ」位になった。辞書データもまるごと入れ換えさせられたので、インデクシングにも工夫が入ったのかも知れない。これならまぁ使える。

というわけで、MSの速度だけに原因を求めたのは間違いだった。MS-Pro に対応して欲しいと言うのは変わってないけれど、この辞書アプリに付いて言えば、MSだけ特別遅いというわけではなかったようだ。

ところで書いてて気付いたのだが、「ほいさ」より速くなったら「うきゃ」とか「とりゃ」を使うとして、それより速くなったらどんな擬音を使えば良いのだろう...日本語の限界を感じる一瞬である。「ふんぬ!」とかかなぁ。

2003.7.14 MS

と言っても某ソフトウェア会社の事ではなく、メモリースティックである。CLIEで辞書をMSに置いているのだが、検索が遅いのはソフトのせいではなく、どうもメモリースティックのせいらしい。

モバイラーな人に尋ねると、「MSなんてソニーすら見捨てた規格じゃん」だそうである。ええっと思って聞き返すと「ソニーは MS を見捨てて MS-Pro に乗り換えたんだよ。もうMSはスマメ(註:スマートメディア)と同じ運命だね」だそうだ。うーーーむ、そうだったのか...調査不足がたたってるなぁ。

確かに色々調べると、「MS遅せー」と言っている人が結構多い。SJ33 を選ぶとき、「本機はメモリースティックプロには対応していません」という注意書きを読んで「なるほど、1GBのメモリは使えないんだな」と思っただけの私が未熟だったのである。MS-Pro は容量を改良しただけでなく、速度が4倍になっていたのだった。

それにしても、SJ33 って一応最新機種なのに(そりゃOSは古いしCPUも古いけどさ)、前機種の時から話題になってたMSの遅さを改良しないってどういうことなのヨ。ひどいじゃん > S○NYさん

2003.7.11 住宅ローン

東京三菱が先月半ばに「30年金利固定」という住宅ローンのキャンペーンを張った。実は去年も同じキャンペーンをやっていたのだが、今年は実に思い切った条件だった。

このキャンペーン、「住宅金融公庫より安い事」を旨としている。去年は「当初10年 2.65%, 以降 4.2%」で、金利面だけ見ると公庫より 0.2% ほど高かったのだが、公庫なら団体信用保険(金利 0.3%相当)を別に払わなければいけない所、東京三菱はこの負担がサービスとなっているので「ちょびっとだけ安い」という印象だった。6月にはじまったキャンペーンは当初9月までだったが、12月末まで延長され、そこそこ好評だったようだ。

これに気を良くしたのか、今年は何と「当初10年 1.9%、以降 3.4%」という条件で募集が開始された。このままでも既に公庫より 0.1% 安く、保険料をいれると「圧倒的に安い」という印象である。しかも、キャンペーンが始まって一週間も経たないうちに、長期金利が急騰したから、こりゃ人気殺到だなと思っていた。東京三菱も大変だなぁ、こんな低金利で30年だもんな...と他人事のように見ていたのである。

そしたら何と、7月9日に早々と募集を打ち切ってしまったのだ。「総融資額に達したため」と言うけれど、真相は金利の暴騰にあるんじゃないのと斜め読みしたくなる。あるいは、激安を謳うために、もともとの総融資額をかなり抑えてあったのかも知れない。

いずれにせよ、銀行って自分は損しないようにちゃんと考えてあるんだなぁと感心してしまった。さすがは金貸しである。

2003.7.9 ババ抜き

通販で買った品物の代金を、郵便局で払い込んだ。局員が「おつりにこれ入っちゃって良いですか」と控えめに尋ねて来たもの、それはあの懐かしの
弐阡圓札
だった。もうかれこれ1年以上目にしてないんじゃないかと思われる、使えないアレである。一体どの程度景気浮揚の役に立ったのかよくわからないが、これだけ流通してない紙幣も珍しい。郵便局で手渡されちゃった所からして、また日銀がやる気を見せているのかも知れない。

しかし受け取ってしまった方からすれば、ああババ引いちゃったぜと言う気持ちだ。ピンピンの新札だが、やはりこれは一刻も早く誰かに手渡さねばなるまい。誰に手渡そうか、相手の反応を予想しつつ考えるのは結構楽しいものである。

それにしても、欧米で普及している 2 の単位、どうしていまいち落ち着かないのだろう。アメリカでは ATM で出て来る紙幣は大抵 20$ なのだが、これを定食屋とかで崩して10$ 紙幣が来たりすると何となく安心したものだ。ただ、アメリカは2の単位の使いかたが徹底していなくて、2$紙幣はあんまり見ないし、コインになると突然 1/4 単位になってしまうから、20$紙幣だけなんか特別な気がするだけですむ。

これが欧州に行くと徹底していて、フランスでも20サンチームとか2フランなんていうコインがちゃんとあるし、ユーロになっても 2セント、20セント、2ユーロ(以上コイン)、20ユーロ、200ユーロと全部ある。やはりこれ位やらないと普及しないのではなかろうか。

となると、2円硬貨とか20円硬貨とか200円硬貨を作るべき? うーん、ババが増えるだけかもなぁ。さてどこで使おうか。

2003.7.7 HHK Pro

会社で注文していた HHK Proが到着。ただし、無刻印モデルではなく、普通の奴。実は試作品に触れる機会があって、その時も「こりゃいいわ」と思っていたのだが、やはり実際に入れ換えて日々の仕事に使ってみるとその差は歴然である。

長年使っていたオリジナルのHHKには愛着もあったのだが、無接点でキータッチがこうまでよくなると、もう元には戻れない。他に何台もあるけれども、いずれ順次 Pro に入れ換えていく事になるだろう。

ただ、バネはもう少し軽くても良いと思う。特に無接点になって軽やかな感じが増したので、却ってバネの反発感がある気がする。これでもオリジナルより5グラム軽くなったということだが、試作品の時も私の回りの人達は口を揃えて「もっと軽くしろ」と注文したものである。オリジナルは結構重い感じで、安い Lite はさらに重く、同僚の中には腱鞘炎になったのが2名ほどいる位だけど、メーカが言うには、世間で調査すると「もっと重くしろ」という意見が多いとのこと。あまり軽いと、眠い時にスペース撃ちまくりになる危険があるのは確かだが、重いよりは軽い方が良いと思うのだが...

まぁ結局のところ好き好きなのだし、和田先生的「生涯使えるインターフェース」を標榜するならば、押下圧を 35グラムから 65グラム程度まで5グラムステップでラインナップしてくれたりすると完璧だろう。昨今の経済情勢からして、そういうのは望みすぎかもしれないが...オーダーメードの道があっても良いかも知れない。漆調とか、外見だけ変えるんじゃなくてね。

後日談:この押下圧、ロットによってかなり違うようである。精度は結構アバウトで、レンジは±15gもあるそうだ。オリジナル版でも、私の回りでは異なるロットを使い比べて比較的軽い奴を選んでいる人がいたが、今回のプロ版でも同様な事をやるらしい。となると、PFUへの期待は「ロット単位で押下圧を測定して箱に表示する事」かもしれない。とりあえずデジタル重量計でも買うか...

2003.7.4 光るうちわ

扇ぐと要の部分がぼーっと光るうちわが開発されたそうだ。税込 1400円、送料+代引き手数料 915円と結構なお値段だが、電池が要らないと言うのはエコロジカルでよろしい。

図柄がちょっと外人好みな感じだが、花火大会とかに持っていくとなかなか風流で良いかも。

2003.7.2 CLIEキター

5月の末に、デジタルガジェットを減らせるようなPDAが欲しいと書いたのだが、結局CLIEを買ってしまった。一番高級なデカい奴じゃなくて、今どき PalmOS4/Dragonball ベースのこれ

実は、本当ならCLIEは買いたくなかった。米国 Palm に J-OS V という線も捨てがたかったのだが、あまりにOSが新しすぎて古いアプリが動かなくなると困ると思ったのと、SJ33 は小ぶりでずんぐりしていて、CLIEっぽくないのが気に入った。でももう少し薄くても良い気がする。

で、128MB メモリスティックと、Pocket Lingo Suite という英語辞書を入れた結果、荷物は写真のようにわずかに減った。向かって左がCLIEで、右が Visor Edge+辞書+MP3プレーヤである。

クロックが倍になったおかげで、割と動作がきびきびしているのは良い。ただし Pocket Lingo の検索速度はいまいちだ。これは Palm OS5 ベースで開発しているに違いない。他には、気に入っていた LauncherIII と koikoi が動かなくなってしまったのがショック。あと、RightNow! という時刻表表示ソフトがうまくない。

ただ、ハイレゾ液晶はやっぱり綺麗だし、心配した電力消費もそれほどじゃないようだ。USBで繋いで、PCからストレージデバイスに見えるモードがあるのには驚いた。mp3 ファイルも楽々コピーと言うわけだ。

あとは、ソニータイマーが動き出さない事を祈るのみである。


[2003.6]