2003.10.31 アホ草

下品な宴会芸に対して数百人がデモ行進だって。こんな踊りを真に受けてデモとは暇な連中だと思うけれども、聴衆の怒りを買ったなら騒ぎが大きくなる前にきっちり謝れば良かったのに、何やってんだか。

アホ踊りをしたのが日本人でなくてアメリカ人だったらどうだったかとか、ロシア人だったらどうだったかとか、一瞬考えてみたりしたけど、普通人前でこういうことはしないよなぁ。ありえないって言うか。いい加減こう言うのを芸だと思う神経をなんとかしてもらいたいものである。ま、日本でしか通用しない物の見方があるってのを身をもって勉強したとも言えるか。

あまりのアホニュースに力が抜けたので、つい blog ってしまいました。御目汚し、失礼仕った。

後日談:これ、日本の学生は和服でTシャツに日中友好みたいなマークをつけてただけだそうである。しかも中国人に宿舎まで乱入され暴行を受けた日本人留学生は女性だったそうだ。女性に対して暴行と言う言葉を使う場合、それが何を指すかは自明であろう。何が本当のことかはさっぱりわからないまま、デモに発展すると言う国には恐ろしくて近寄れないなぁと思った。

一応リンクはっとこ。[初心者A][KG]

2003.10.30 少子化

一般に将来予想は難しい事が多い。でも、まったくもって明らかで、動かしがたく、確実に到来する将来がある。それが少子化に伴う人口の減少だ。人口は戦争でもない限り急には減らないが、急に増えることもない。人口が減るって事は需要が減るって事で、それだけで強烈なデフレ圧力だと言う。良かれ悪しかれ、これからの日本は縮小する一方なのである。

今日のニュースも、この手のトレンドを裏付けている気がする。需要がないのだから安くしたって関係ないのだ。いい加減な需要予測が木端微塵に打ち砕かれる事例が今後も増えるのではなかろうか。

JRの友人に、東海道新幹線の輸送人員の伸びが鈍ってきていると聞いた。品川開業にあたって「のぞみ」を増発したが、全体の本数はほとんど増やす必要がなかったらしい。新幹線でさえこうなのだ。いわんや第二東名をや、である。

もはや、「必要のない道路は作らない」だけでは不十分になっているのかもしれない。既存の道路のトラフィックが落ちて行き、部分的に「昔は役に立ってたけどもう要らない」高速道路が生まれるのではないだろうか。数十年先を見据える国士がもしまだ存在するなら、そういう状況にどう対処するか、いまから考えておく必要があるのだろう。

人口の減少はボディーブローのように効くという。相場が上げ基調の時は素人でも容易に儲けに与れるが、下げ基調においてうまく立ち回るのは難しい。せめて横這いを目指して鍛錬するしかないだろうか。

2003.10.29 学びとは

人が学ぶということという本を読む。特に赤ちゃんの言語習得プロセスや外国語学習における「less is more 仮説」(学習は早ければ早いほど良い)の検証など面白い話題が多い。おおざっぱには「外国語習得に王道なし」ということになるかもしれないが、母語に対する鋭敏な感覚こそが重要で、母語と外国語との相異点を常に意識しながら習得するのが早道だと説く著者には共感する所が多い。

一つだけトピックを紹介する。赤ちゃんの言語習得プロセスにおいて、音としての入力から音韻の元となる音素を切り出すプロセスは生後10ヶ月位で完成してしまうらしい。即ち、この期間を過ぎると、日本人の子供なら l と r の区別をしなくなる。こうしてチューニングする事で、それ以降、母語の聞き取りの基本となる「単語の切り出し」を容易にしているらしい。ということは、l と r の区別を英語ネイティブのようにさせたければ、生後数ヵ月で英語環境に置く必要がある。しかし、親が日本語で会話し、日本語のテレビを見ているような環境でときどき他言語の音素を聞かせた程度では、あまり意味がないようである。さもありなん、という感じなのだが、我々は日本語ネイティブであるからして、別に英語ネイティブになろうとする必要はないし、そもそもそんな努力をしても脳味噌の回路をリセットしない限り無理だと聞くと安心する。これにも、英語はあまりうまくならないほうが良いのだという意見があった。

とまれ、この手の認知科学の本を読むたびに、人の脳と言うのは良くできているなぁと思う。繰り返される刺激にはとことんチューニングされ、いつしか無意識にできるようになる。ただし、こういうチューニングが自動的にかつ猛然と行われるのは幼少期だけで、大人になったら意識的に訓練しなくてはならない。無為に過ごしがちな幼少期に、外からの詰め込みでなく、本人の好奇心をいかに伸ばしてやれるかが鍵になるんだろう。

テーマは少々異なるが、著者の一人がこんなシンポジウムを企画しているので、時間のある方は聴講してみると良いかもしれない。

2003.10.27 200万画素ケータイ

日曜は天気が良かったので、高尾山に行ってきました。麓で名物のとろろ蕎麦を食べ、ケーブルカーでちょいと登り、まんじゅうを手にして眺める多摩地方。遠くの靄の中にはうっすらと新宿のビル群も見えたりして、紅葉にはまだ早かったのですがなかなか気持ちの良い遠足でした。(でも男女を問わずタバコ中毒の多い事。ニコチンガムでも配って禁煙にしてもらいたいもんです)。

さて、高尾山口の駅では505iSのキャンペーンをやっていて、無料で写真を取って印刷してくれるとの事。話題の200万画素がどの程度のものか、興味津々で早速お願いしてしまいました。おねえさんが使っていたのは こちらにどどんと出ている D505iS。これってハニカムCCDだから画素の数え方がいまいち不明ですが、それにしてもメガピクセルです。さてさて。

結果、駅の構内でフラッシュなしにしては異様に明るくくっきり撮れました...が、べた部分にはノイズがノリノリ。露光が足りないのを無理矢理ガンマ調整で明るく作ったような、そういう写真でござんした。まぁフラッシュなしだからしようがあるめぃ。おそらく野外で撮る分には問題にはならんのでしょう。

で、やっぱしデジカメの代わりにするにはフラッシュ必須だなぁと再認識して帰って来ました。はたしてあのキャンペーン、意味あるんだろうか?? 私には逆効果だった気が。

2003.10.24 映画一本を1秒で

キャッチーなフレーズである。これ。プレスリリースには「映画一本を1秒で」という文字はないようだが、こちらによれば、共同実験の正式名称の中に入っているようだ。

実際、43Gbps の OTN を実現する技術は素晴らしいものだと思う。しかし、「映画一本を一秒で」には嘘がある。これだけの帯域をもつI/Oも、プロトコルスタックも、まだまだ研究途上だ。もちろん、徳田先生率いる慶応チームがこれに取り組むのなら納得も行くが、プレスリリースからは今一つ伝わってこない。NTT側でも、この領域に取り組んでいる研究者がどれだけいるのか、良くわからない。

海外では CaltechとかCERNが熱心だし、日本でも平木先生が挑戦している。結構ホットな分野だ。

一般にはバレないと思って「映画一本1秒」などと言うのは勝手だが、専門家には鼻で笑われている可能性がある。これって結構恥ずかしい事なんじゃないだろうか。せっかくの43Gリンクである。是非慶応チームにも世界最高にチャレンジして頂きたい。

え、NTT? 無理でしょう。給料下げまくってて若い人に逃げられてるし、土日は会社に来るなって言うし、夜は早く帰れって言うし(笑える事に、見回りまである)。で、昼間研究できるかって言うと、「研究ビジョンを皆で考えよう」とかいうミーティングに邪魔されてできないし。

偉い人にはムダとりの本でも読んで欲しいものです。

2003.10.22 瀬戸大橋

プロジェクトXで瀬戸大橋をやっていた。かかったのがこの橋一本だけであれば、美談として見るに十分なドラマだと思った。しかし、現実には人口400万の島に橋が3本。正確には3本どころじゃない、橋だらけである。

四国をじっと見ると、ちょうど良い具合に淡路島があるので、つい繋ぎたくなる。その気持ちはわからなくもないが、洲本市の人口は41,000人、鳴門市の人口は64,000人、徳島市は 824,000人、合わせたって100万程度だ。いや、まだ100万もあれば良い。もう一本の今治ルートなど、松山の 47万と今治の11万を足したって60万にも届かない。ちなみに世田谷区の人口は78万人を超える。

連絡船の事故などで美しく飾れる、存在価値のある橋は鉄道も通っている瀬戸大橋だけで、他の二本は、特に今治ルートはどう見ても不要である。こんなこと今更言うまでもないけど、テレビを見てつい調べてしまったので書いておく。北海道には568万人も住んでいるけど、トンネル一つで済んでいるのだ。ああしょうもない。

橋がどれだけ使われているかは、こういうところを見ればわかる。簡単に言うと、瀬戸大橋でもアクアライン以下。鳴門ルートはアクアライン並。今治ルートはアクアラインの半分。がらがらで有名な圏央道の1/6、小田原厚木道路の実に1/10である。あーあ、もったいなーい。

で、上下分離の国鉄方式で処理とか言ってるでしょ。なんだそれ。納税者はもっと怒らなくちゃいけません。

2003.10.21 「おおすみ」

日本初の衛星である。こちらによると、今年の8月に大気圏に突入して燃え尽きたそうだ。実に33年。この記事の的川先生、淡々としながらもジーンと来る文章だ。

ついでに回りのニュースをチェックして、今年の末ごろ、国産の火星探査機「のぞみ」が火星に到着する事を知る。日本でこういう研究をするのは大変だろうなぁ...と思いつつ、ただただ尊敬。

2003.10.20 Don't let me down

賢者は愚者に学ぶと言う。ガリレオの言葉にも、
I've never met a man so ignorant that I couldn't learn something from him.
というのがあるようだ。

とはいえ、私は賢者ではない。自分の2倍3倍も給与を貰っている偉い人がミーティングを開くのであれば、そこに自分よりも良質の智慧を期待するものである。が、期待は往々にして期待外れに終わる。

もっとも、愚者は賢者に学ばず、ともいう。自分が愚者であるがゆえに、賢者の言葉がわからないだけかもしれない。

いずれが正しいにしろ、唯一確実なのは、90分間のミーティングが終わって私はすっかり憂鬱になったということだ。参加者50名、一人あたり時給3000円として、総額22萬5阡圓もの人件費を費す価値があったのかどうか。限りある人生、一体こんなことをしていて良いのだろうかと虚しくなる。

とまれ、「賢者学愚者、愚者不学賢者」というのは論語が出典なのだと思っていたが、いまちょいとけんさくしてみると引っかからない。「イギリスの諺」なんていうページすらある。うーむ。

他にも賢者愚者関係のおことば。

金出教授の これでも読んで元気出そうっと。

2003.10.18 いろいろ

子供を寝かしつけて、午前1時に目が醒めた。溜っていたゴミ仕事(?)を片付けるチャンスである。

2003.10.16 qttask.exe

かなり前から、「qttask.exe ドライブにディスクがありません。ディスクをドライブ\Device\Harddisk2\DRに挿入してください」などというエラーが4回でて、キャンセルを4回押さないと起動できなくなっていたのだが、今日ちょっとしたデバイスを追加したりセキュリティパッチを当てたりしたら、エラーダイアログが出る回数が倍になった。滅多に再起動しないとはいえ、8回も押すのはさすがにタルイ...ので、google 様にお伺いを立てる。

「"qttask.exe" のファイル名を換えよ」との仰せであるので、早速その通りにする。しょうもないなぁ。

参考リンク

2003.10.15 6000億ドル

9月の外貨準備高だそうだ。ざっくり言って66兆円。中身は米国債だそうだから、まぁ紙屑を紙屑と交換しているだけだが、円とドル、どちらが先に屑になるかと言えば、改めて考えるまでもない。朝日の記事によれば「いずれ、国際競争力が低下すれば、必ず円安になる。その時の大切な武器だ」と財務省幹部が言っているそうだ。

とはいえ、武器だと思っているのは財務省だけで、実際には、いざと言う時売るに売れない不良資産のような気がするのは私だけだろうか。米国にあっさり召し上げられて終わり、と言うことにならないような戦略はあるんだろうねと問いたいが、恐くて聞けない。

どうせ売るに売れないなら、不動産投資でもすれば良いではないかと思ったりもする。例えば、グアム島をまるごと購入。政府公認の姥...もとい、保養地にすると言うのはどうだろう。

今日の一口リンク。揺れるリニア...やはり最後の難関は空力ですかね。SFじゃないけど、本当は減圧したチューブにいれるのが理想的なんだそうで。ちなみにジャンボジェットの離陸速度はおおよそ時速300km。つまりちょいと羽をつければ飛べる速度です。古い話ですが、ルマンのユノディエールでベンツの車が飛んだことがあります(無論、飛び上がった後は空中でくるくる回って大クラッシュ、ベンツは直ちにチームごと引き上げました)。私はテレビで見ていたのですが、解説者の由良拓也が何周も前から「あの車の揺れ方は尋常じゃない、何かデザインが間違ってる」と指摘していたのを思い出します。揺れるリニアに乗るのは、ちょっと勇気が要りますね。

2003.10.14 エビスバシ

ダイブ防止工事だそうで。なんでもかんでも公共事業なんですな。工事費がいくらか尋ねてみたい所ですが、まぁ私は府民じゃないから関係ないか...

2003.10.13 詰め替え狂想曲

撮り貯めたデジカメ画像を、この連休に一気に印刷した。L版の印画紙に200枚位だろうか。当然、インクを準備することになる。

いつからか、インクジェットプリンタは本体を限りなく安くしてインクカートリッジで稼ぐモデルが定着しているから、純正はとても高い。6色パックで5200円とか...4回もインクを換えれば本体価格を追い抜いてしまうのだ。となると、インクの詰め替えをトライしようという人が出て来るのは自然の流れである。

エプソンのインクカートリッジにはICチップが乗っているから、単にインクを補充すれば良いと言う話ではないのだが、ニーズがあれば必ずソリューションがあるのが資本主義社会の良い所で、こういう所でチップの初期化ツールが手に入る。

早速入手し、おっかなびっくり詰め替えてみると、これが結構調子いい。ただし、慣れるまでにコツがいる。また、当然ながら、欠点もある。ちょっとまとめておこう。

さてそうなると、詰め替えインクの価格と手間が割りに合うか、なかなか微妙な所になる。うーむ...

それにしても純正は高すぎる。かといって詰め替えは面倒だ...こういう我儘なユーザに対しても、ソリューションが存在する。それが、リサイクル品というもの。カートリッジ自体は純正のを使い、インクだけを満タンに詰めてある商品だ。こちらは一個600円。定価ベースだと純正の半額だから、結構嬉しい。

となると、このリサイクル品の寿命を詰め替えインクで 1.5 倍にするのが最強のソリューションということになるのである。デフレ時代のユーザは金を使わず頭を使うのであった。

そういえば、印刷の品質などが気になる人がいるかも知れない。私は全然気にならなかったが、長く保存すると褪色したりする可能性もある。ま、そうなったらまた印刷するだけだけれど。

関係ないけど、やっぱり自分で100枚も印刷するのはめんどくさいと言う賢いユーザのためのリンク: [デルタフォト][レモン][プリタク]...他にもおすすめ御存じの方は教えて下さい。

2003.10.12 エアクリ交換

先日、エアクリーナーエレメントを社外品に交換しました。4000円位と、結構値がはるのですがウレタンスポンジよりも吸気抵抗が低いと言うデータに期待したのです。ただ、なかなか自分で運転する機会がなく、効果がわかりませんでした。

その後、静岡まで妻が往復して来たので感想を聞いてみると「軽くなった」とのこと。シメシメと思って、今日都内をドライブしてみました。結果は上々。 ターボが効きはじめるまでのラグがはっきりと少なくなり、もたつき感が減りました。吸気抵抗が減るとこういう風になるんですねぇ。これで4000円なら安いもんです。

これまでよりもアクセルを踏まなくて済むので、燃費の方も期待しているのですがさてどうなるか。

2003.10.10 中国の有人宇宙飛行

国が元気だと言うのはうらやましい事ですね。私は中国の宇宙技術がどれだけの物なのかさっぱり知りませんが、アメリカやらロシアで学んだ人々が帰国して進めているのだろうから、まぁそれなりなのでしょう。この勢いで、是非月にもトライして欲しいと思います。ただ、これだけの技術があるのなら、もう「途上国」のふりをするのは止めて欲しい気もしますね。

ひるがえって海をはさんだ小国を見ると、あいかわらずの老害です。象徴的なのは、国会議員の定年を73歳と決めたのに対して、首相経験者が二人も揃って「まだ引退したくない。比例代表でお願いしたい」とか言っていること。ああかっこわるい。日本人に取って「引き際」というのは最も大事なことなのだと思っていましたが、ああ言うのを見ると、彼らは日本人ではないか、あるいは日本人の規範は変わって「権力にしがみつくこと」が是となったのか、どちらかなのだなぁと思います。

まぁ、道路公団の総裁なんかを見ていると後者なのかも知れません。こういう人々が権力をもっていることこそが、「国を愛する心」を失わせるんですがねぇ。偉い立場にいる人の人格が尊敬できない、これって不幸なことですね。そういや太平洋の向こう側でも似たような状況なんだっけ。

さて選挙です。都市部は民主党、地方は自民党という感じでしょうけど、何せ票の重さ半分、投票率半分だからなぁ。税金払ってる人は投票しましょうね。

2003.10.9 オリンパス、お前もか

ちょっと前、こういうニュースを読んで、ちょっとだけ残念に思った事がある。実はこのシリーズ、おもちゃムービーカメラとして重宝していたので、その新機種ということで楽しみにニュースを読んだのだが、一点だけ、がっくりきたことがあったのだ。それは...
バッテリがリチウムイオン
だということ。あーあ、現行機種は単三のニッケル水素電池2本で動くのに、何でまたよりにもよってリチウムイオン。しかもたったの 730mAhだって。しょぼすぎ。こりゃまた、「使おうと思ったら電池切れ」症候群になる事必定である。充電だっていちいち専用のを繋ぐのはめんどくさいし、予備のバッテリだってボリボリ価格だ。やめてよね。

で、これを blog ネタにしようと温めていた所に、今度は このニュース。実はこれも、うちで今メインになっている3Mega機の子孫で、楽しみにニュースを読んだのだ。が、見事に肩透かしを食らってしまった。まず、4倍ズームと引き換えに暗くなったレンズ。F1.8 と言う孤高を守って欲しかった...というのが一点。そして何よりも残念に思ったのが、ついに、こいつも、なんと、困った事に、

バッテリがリチウムイオン
だーーーーーーーーーー! ばかやろーーーーーーーーー。担当者でて来いーーーーーー。

まったく、こうもリチウム流行りなのは何故なんだろう。電池屋の陰謀か。どうしてもリチウムイオンを使いたいんなら、今までの倍位の容量を搭載しやがれと言いたい。オリンパスの BLM-1 なんて、たかが1500mAh じゃないか。で、ヨドバシ価格 7000円。NiMH なら 2100mAh で 1580円なのだ。もし電池で儲けようなんてセコイ考えに冒されたのなら、顔を洗って出直すべきだ。こんな改悪をしたら、そもそも本体が売れなくなるに決まってる。

2003.10.8 LEDなあかり

豊田合成が、従来比14倍のLEDランプを開発したそうだ。一個で最大20ルーメンということは、1m2 のスクリーンを20ルクスで照らす事ができる。2002年11月10日の日記によれば、これまで容易に入手可能だった奴は4カンデラ、つまり1m離れた所に4ルクスの照度を生成する(ただしビーム角15度なので4ルクスで照らせる範囲はLサイズのピザ位の大きさ)。私が作った23連スタンドも、照らせる範囲がひとまわりひろがるだけで、照度自体はたぶんせいぜい倍位。20ルーメンというのは、これに比べると劇的に明るい。

ただし、ロウソクが 13ルーメン、100Wの電球が 1200ルーメン、20Wの蛍光灯は1400ルーメンと聞くと、まだまだかなぁと言う気分にもなる。100W電球と同じように照らすには60個必要なわけで、その時の消費電力は一個当たり 2.5W(5V-500mA) として150Wにもなる。寿命はともかく、発光効率からすると、まだ電球を駆逐するほどではないようだ。

光についてはAnfoWorldがものすごーく詳しい。

2003.10.7 郵政三事業民営化、プラスおまけ

地方の郵便局長さんと職員の皆さんが職を失う事になるから大変だという話なのかと思っていたら、郵貯をどうするかと言う話の方が大変らしい。郵貯資金が財政投融資という形の打出の小槌になり、地方に無駄な施設がたくさんできたのと同じように、今は郵貯資金でかなりの国債を引き受けているそうで、郵貯と国債は表裏一体らしい。

朝日の記事は「郵政民営化を骨抜きにしないためには、借金財政下にある政府機構の構造改革が迫られる」などと結んでいるが、これは裏を返せば、「借金財政下にある政府機構の構造改革などできっこないから、郵政民営化は骨抜きになる」と言っているようにも聞こえる。今のまま先送りするのが最も楽チンなわけだ。というより、大手術などもはや体力的にできない状態なのかも知れない。

トンデモ本は「郵貯は破綻状態で、いつ預金が封鎖されるかわからない」などと煽るわけだが、一般大衆は「お国が保証してる機関がつぶれるわけない」と信じきって、みずほを解約して郵貯に移して国債買ったりしているわけだ。しかし何かのきっかけで大衆が郵貯の資金を引きだしはじめたら、どうやっても対処できない。いつこのトリガーが引かれるのだろうか。

世の中の電波ページを集約すると、このトリガーを引くのは大地震だということになっている。地震で皆が被災すれば、貯金をおろしてものを買う。物がなければ激しくインフレになるかもしれないが、そもそも金がおろせないなんて事になったら非常事態である。ま、地震さえこなければこのまま安泰だとも言えるが(汗)

* * *

一躍、時の人となった藤井総裁だが、辞表提出の拒否理由がふるっている。「公団職員や扇前大臣らの名誉のために了承できない」なんだそうだ。嘘でも良いから「国民」という言葉を使うべき立場の人間だと思うのだが、あくまでも身内が大事なのだという姿勢が明確に見える。あの手の団体が現在どんな状況にあるのか、透けて見えるようである。まぁ、どのみち選挙対策の茶番劇だし、別にこれで赤字路線の責任が問えるわけでもないので、見ていて白けると言うか、ああ下らない。

2003.10.6 失敗眼鏡

子供を寝かしつけようとして、自分がうとうとしてしまったある日の午后。「あいっ」という呼び声で目を覚ますと、眼鏡を手にしてニコニコしている息子。「はい、ありがとう」といって受け取ったはいいが、かけてみるとユルユルである。やられた...むんずと掴まれたせいか、つるの付け根がひんまがっている。いつのまにこんな握力を身に着けたんだろう...っていうか、早く力加減を覚えてくれ。

この眼鏡、作ってからもう5、6年になる。イタリア製のフレームで、スプリングが付け根に仕込まれていて、実にかけ心地の良い眼鏡なのだが、そろそろ度が合わなくなって来ていて、夜の運転などちょっと危ない気がしていた。これを機会に新しくすべきかなぁと思って、妻おすすめの店員がいるという近所の眼鏡屋へ行った。

私の担当になった店員は、妻のおすすめではなくもっと若いにーちゃんだった。大丈夫かなぁと思いつつ検眼して作ってみたものの、できあがりは大失敗。まずフィッティングがめちゃくちゃでずれるは動くはなので、妻おすすめの店員に直してもらった。確かに上手な店員で、フィッティングはまともになった。

翌日。朝からかけてみる。かけ心地は良いが、度が全然合ってない事に気付く。日曜の午后と朝では目の調子が違うのは当り前なのだが、何しろ遠くに合いすぎていて、近くを見るのがえらく疲れる。こんな眼鏡では高速道路しか運転できないよぅ。なんとか我慢して会社までの1時間を耐えたが、目はショボショボになってしまった。こんなの作り直さないとダメダメだ。目が悪くなる。

そもそも眼鏡をかけはじめてもう20年になろうと言うのに、どうしてこんなヘタクソな眼鏡を受け取ってしまったのだろうか。セットで2万を超える買い物だ。なんでこんなにヘタクソな買い物をしてしまったのだろう。

再度店に行ってレンズの作り直しを頼むつもりだが、店に腹を立てるより前に、自分がどうしてこんなに下手な買い物をしてしまったのか、そちらの方に腹が立つ。おかげで二度手間、三度手間である上、結局の所満足の行く眼鏡が手に入るかどうか不明だ。あーあ情けない。けちけちせずにこういう奴を買った方が良かったのかもなぁ。

後日談:後で調べてもらったら、新しい眼鏡は右で3ステップ、左で5ステップも度が強められていた。どうしてこんな強い眼鏡を作ってしまったのか、謎である。目の調子が悪かったのかな。

2003.10.3 EXILIM EX-S20

カシオのカードカメラが更に小さくなったらしい。バッテリー寿命 85% 向上というのと、マクロがついたのはユーザが待ちに待っていた改良だと思う。

実は先日まで携帯デジカメとして使っていた EX-S1、まさに「バッテリが気付いた時には切れてる 」「マクロがないのはやっぱしバツ」という二つの理由で、御役御免にしたのだった。代わりに現在使っているのはこれで、何と言っても「単三電池が使える」「レンズ前10cmから全域マクロ対応」というあたりがポイントだった。(もちろん、気軽に音声つきムービーが撮れるとか、飛び出ないズームとかも嬉しいけれど)

こんな電池をいれておけば、1週間鞄の中に放りっぱなしでも全然問題ない。前回電池を充電したの、いつだっけというノリで使えるのはありがたい。

しかーし、一つだけ EXILIM と比べて失敗したと思う点が。それは、「AFってやっぱ遅いじゃん」ということ。ピピッと焦点を合わせてパチリ、と言うのはカメラらしいと言えばカメラらしいのだけど、EXILIM の快適さは固定焦点レンズの貢献が大きいんだなぁと再認識してしまった。

また EXILIM に戻ろうかなぁと言うオチではなく、正常進化マンセーと言うだけの話だったりするけど、ミノルタさんには「とてつもなく早いAF」を、樫尾さんには「2週間もつ電池」を、それぞれ要求して楽しみに待つ事にしよう。

2003.10.2 安東先生まんせー

東大の Mac 化続報。 「我々はWindowsを教えるためにコンピュータをいれているのではありませんから。」...まんせー、まんせー、まんせー。さすが安東先生、よくぞ言って下さった。

実は私もそろそろ会社のWin2k マシンを G5 に入れ換えようかと思っているのです。パッチだ何だといちいちうるさいのはもう我慢ならんと言う感じ。ただ、Virtual PC が G5 に対応するまでは Windoze マシンを捨てるわけには行かないのですが。

Opteron + FreeBSD と G5 + OS-X って、どれだけ差がつくんでしょうね。

2003.10.1 ディーゼル規制スタート

今日はやっぱり、このニュースです。お役所はこーいう仕事をしなくっちゃ。頑張ってもらいたいもんです。 これで少しは東京の空気もおいしくなると良いのですが。

話はずれますが、さっそくヤフオクに「対策済シール」の偽造品が出たとかで、東京都が文句を言って削除依頼を出したそうです。で、実際に削除されるまでにだいたい二日かかったそうです。ホンットにあのグループって人手をかけてないですねぇ。

ともあれ、臭いディーゼルが減ったら、次は臭いタバコが減ると良いなぁと思います。JTの広告も、「極めてわずかな良い香と、嫌な匂いと、発がん物質と一酸化炭素でできている」位にすべきだと思うんですけどねぇ。CMの嘘臭さとしては「加入者300万人の...」と同じ臭いがします。


[2003.9]