2006.6.27 また元同期が辞めるらしい

真面目に仕事をこなすU君。再編後、意志に反して西の方に所属が変わってからも、 会社に忠誠を尽くして来たように見えたけれども、遂に卒業するらしい。 おめでとう、U君。新天地でも頑張ってな。金融関係と聞いたから、給与水準が 相当アップするんだろうね。明細をみてびっくり、なんでもっと早く転職 しなかったんだろうとか思うんだろうな。

入社してから14年。一番始めに抜けたのはN君で、行き先は外資系だった。 次が僕。行き先はコテコテの日本企業。3番目はY君かなと思っていたけど、 U君、きみだったんだねぇ。是非また機会を設けて、飲みに行こう。 新天地の話を聞かせて欲しい。一層のご活躍をお祈りしている。

2006.6.1 正統セダン

今売ってるマガジンXで、某社の主力セダンがまないたに乗っている。評価は二つ★。 いつものように、走り込み不足が指摘され、動かない足が批判されている。 こんな乗り心地でいいのか、某社も地に落ちたものだという論調。ふーむ。

一つ言えることは、某社は極めてマーケットセントリックであるということ。その点においては、マイクロソフトとかシスコシステムズとかに通じるというか、全然負けてない。で、何が言いたいかと言うと、これが市場の声なのだということを受け入れざるを得ないのだ。某社は顧客からの文句を社内ネット上に公開しているけど、これを読むと実にがっかりする。乗り心地に関する文句なぞ、私はこれまで見たことが無い。

残念ながら、日米のユーザは某社のこういう乗り味が好きなのだ。路面のインフォメーションは遮断すべし。高速でのハンドリングはダルでなくてはいけない。コーナーでロールするなんてもってのほか。タイヤは薄い方が好き。ホイールはでかけりゃ何でも良い。そういう顧客の声に耳を傾けた結果が、今の某社のセダン。売れるんだな、これが。

さて、欧州の味に染まった技術屋は何に乗れば良いか。今私が乗っているシトロエンサクソVTSという車は、実に痛快。たかだか120馬力のエンジンだが、なんせ車重が960kgである。ホイールをインチダウンしているから実際にはもっと軽いし、マフラーが替えてあるからミッドレンジの吹けが良くなっている。しかし車検までに6万キロくらい走っちゃうだろうから、これは車検と同時に手放すかも知れず。

では次は?と思って回りを見渡すと、やけにスバル率が高い。ちょっとまってよ、何で皆レガシーばっかし乗ってるの? と思ってホームページを見に行くとMCながら新型B4が目にはいる。「路面にすいつくような、しなやかな走りを目指しました」と実験部のエンジニアが言っている。「操舵時のリニアリティや直進安定性は大幅に高めることができました」。そうだよ、それそれ。それが大事だよー。

ただし、レガシーの欠点は燃費が悪いこと。別にターボじゃなくても良いよと思って諸元を眺めると、280馬力のエンジンと190馬力のエンジンで10/15モードが3%くらいしか変わらない。なんだそりゃ。NA燃費悪すぎ。ていうか140馬力の欧州ぽいスペックですらリッター14しか走らないって、どういうこっちゃ。うーむ。

はやく某社と一緒にハイブリッド化してくれ。そしたら買うから。待ってるから。よろしく。


[2006.5]