痛ましい事故なので触れないでおこうと思ったが、忘れてしまうのも良くないと思ったのでコメントを書いておくことにする。言うまでもなく、六本木ヒルズの入口回転ドアに男の子がはさまれて死亡した事故のことだ。これまでも子供がはさまれる事故が多発し、救急搬送までされたことがあったのに対策しなかったばかりか、安全センサーの感度を調整して子供を検知しないようにしてあった...しかもこれらの操作をビル管理会社の責任だとして押しつけ、逃げようとした...何とも恐ろしい会社があったものである。この分だと、ヒルズで火事があった時はちゃんと火災報知器がなるんだろうかとか、地震でエレベータに閉じ込められた時にはちゃんと助けが来るんだろうかとか、何も信じられなくなるだろう。
これからどういう対策を取るのか知らないが、しばらくたって子供を連れて行くと、新しくなったドアの近くに向かって「痛かったね、ね。」などと話しかけるんじゃないかと思うと気が気でない。誠実かつ徹底的な対処を願うばかりである。
にしても、誰もいない公園の砂場に向かって「ばいばーい」とか言うのは止めてくれ、恐いから > 愚息
エラー率80%という脅威の性能を誇った台湾製DVD-R を着払で代理店に送ってから1ヶ月、ようやく交換品が届いた。さすがに国産はこなかったが、「4倍速対応」という奴がやってきた。さすがにこれを等倍で焼けば大丈夫なのだろう。ていうか大丈夫であってくれ...にしても、送ったのは8枚だったのだが、交換品として送られてきたのは12枚。これってどういうことなんだろう。ひょっとして、今度の奴のエラー率は 33% (4/12)なのか? いやーん。
規格と言う物には当然許される誤差が規定されていて、例えば設計寸法が 12cm なら±0.1cm はOKとする、というような調子なわけだが、中国メーカーはこの手の規格の上限あるいは下限の、どちらか都合の良い方を採用すると聞いたことがある。代理店からの手紙には「規格上の解釈の違いによる相性」を原因に挙げてあったけれど、ほんとに解釈の範疇なのだろうか、その程度で80%のエラー率が達成されてしまうほど、DVDの規格と言うのはタコなのだろうか。俄には信じ難い。
交換品を送って来るだけ良心的だとは思うけど、ちょっと反省が足りないんじゃないかねぇと思ってしまった。
24日現在、1分〜5分咲き。今日の陽気でどれだけ開くかな。
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今日は朝から国交省土地情報ライブラリへのアクセスが集中している。公示地価は新聞に一覧で出ているが、web で検索したいという需要も大きいようだ。それにしても、下落幅縮小とか横ばい地点増加とか、良い方へ良い方へと解釈する報道が多いのが面白い。下落幅が拡大するよりはいいが、昨年は株が上がって「景気回復の芽」などとはやしたてたにも関わらず、土地の下落トレンドにはブレーキがかかっていないようにみえる。底ではなく、ちょっとした踊り場かもしれない。
いずれにせよ、うちの近所もまだ下落。来年の固定資産税、また軽くなりそうだ。
4月から、プサンとソウルの間でTGVベースの高速鉄道(KTX)が走るそうですね。今朝の日経ではじめて写真を見たのだけど、第一印象は「そのまんまTGV」。ただしノーズのデザインはちょびっと違うらしい。言われてみれば、ちょっと鼻が長いかなぁ。編成はこれによれば、ユーロスターと同じ、前後の動力車と客車あわせて20両とのこと。高速軌道区間が結構長いが、300km/h 出す区間がどれほどあるかは不明。 でもってちょろっと調べると...235km/hしか出さない? ん〜? 表定速度は213km/h なんだって。とすると、なんだ新幹線より遅いじゃん。
いずれにせよ、おフランスな空気を気軽に味わいたい方、韓国に行くと良いかも知れません。料金はプサンまで7500円だそうです。TGVはのぞみと違って、乗り心地はどっしりと重量感があり、飛ばしている時は「ギューン」と言う線路からの悲鳴が聞こえます(が、200km/hちょいしか出さないんじゃこの悲鳴は聞こえないかな)。
なお、下のリンク情報によれば耐久性に疑問があるそうで、行くなら早いうちがよさそうです...
参考リンク: International Highway
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いつも御世話になっている信州の酒蔵は、年に一度「酒蔵開放」というイベントを開催している。例年、なかなか行くことが出来なかったのだが、今年は先輩の車に乗せて頂く事ができ、妻からも行っておいでという言葉をもらえたのではじめて参加する事が出来た。
来訪者は年々増えているとのことだが、まだそれほど混雑は感じなかった。地元の蕎麦打ちグループ(なんと蕎麦の栽培からやっているそうだ)の手打蕎麦ものんびりと楽しめたし、色々なグレードの酒を飲み比べる場でも心ゆくまで味わえた(ドライバーで飲めなかったWebMasterさん、ごめんなさい)。
120本限定だと言う22年ものの古酒をはじめ、カタログに載っていない商品や、普段なら重くてちょっと注文をためらってしまう一升瓶を手にいれてニコニコである。さっそく職場の花見に持ち込む事にしよう。
それにしても、やはり遠出にはGTが最適だなぁと思った。軽で行かなくて良かった(汗)。先輩、ありがとうございました。また来年行きましょう。
土曜日、家で仕事をしながら洗濯機を回していたのだが、いつまで経っても脱水が終わらない。水はジャージャー出っぱなしだし、いい加減腹に据えかねてシャープのサービスに電話した。相談室の電話は3コールで取ってもらえた。比較的空いているようだ。症状を説明したところ、日曜日にサービスマンを送ると言う。何だかえらい低姿勢でこちらが驚いてしまう位。一つ前の機種である ES-WD74 というのはシャープの方でも欠陥品認定しているらしく、保証期間を問わず無償修理になっているとのこと。うちのは ES-WD741 で、「まだ」このサービスの対象にはなっていないが、おそらく現場判断で無償になるのではないかとのことである。
で、日曜日。サービスマンがやってきた。やはりまずは振動センサを調整するらしい。ネットの噂ではダンパーとゴムパッキンを交換するそうだが、と話を振ってみると、「確かに両者とも仕様が変更になっています」とのことで、部品を取り寄せて交換してもらえることになった。なんだか話が早い、まるで仕組んだかの如くだ。この調子だと、よほど同種の苦情を処理しているように見える。
サービスマンは動作チェックとして、空のドラムを脱水運転したのだが、これが結構振動するのである。おいおい、空の状態でこんなに振動するんじゃ、全然ダメじゃん...と思いながら「結構揺れますね」と言うと、「この低速から高速に移るタイミングで振動が出るんですよねぇ...」と、悲しげな様子。確かに、あんたには責任はないよな。客先でどなられるべきは、こんなのを設計して世に出しちまった開発チームだよなぁ。
来週、修理が完了するまでは何とも言えないけれども、とりあえずダンパーを交換すればまた一年強はニコニコ使えるものと思われる。その後はどうするかなぁ、シャープ次第と言ったところか。とりあえずコジマ保証が5年あるのが救い。一回しか使えないけど、入っておいて良かった。
今週のPCwatchコラムは非常に興味深かった。 "Intel、Intel版「モデルナンバー」導入を検討" とか、 " Intelがなぜモデルナンバーを採用するのか" とかの記事である。なにせ、クロックが速けりゃいいんだろ、という路線で突っ走って来た Intel が方針を変更するのだもの。個人的にはちょっとした大ニュースだった。Pen4やNetBurstなCeleronの遅さと、Pentium-M の速さの対照的な違いを体感している多くのマニアには今更の話だと思うけれども、Pen4マシンを2台組み立て、メーカ製Pen4マシンを1台買い、いずれのパフォーマンスにも不満を抱いている私にとっては、Pen4なんて早いとこ消えてくれないかなぁというのが正直な印象である。だって、Celeron は問題外としても、Pen4って値段のわりに遅くないですか? Xeon 買う金のない人は、やっぱし Athlon なのかなぁと。
地球環境のために...なんてことは Athlon-MP の 2800+ なんかを使っている関係上言えないけれど、クロック至上主義が消える事で、なんだかパソコンプロセッサの将来が楽しみになってきた。会社で実験用の主力として使っている Pen-III/Pen-III-S の1Uサーバ群には、もうしばらく頑張ってもらおうっと。
なんだか忙しくて、更新が滞りがち。もろもろ作戦で行こう。
- 公設秘書の名義貸し問題。給与の詐取が問題だったはずなのに、いつのまにやら親族は禁止とか言う話にすりかわっている。わけわからん。この点においては、純チャンの「親族公設秘書、別に悪くない」という発言を支持。要するに、問題はちゃんと仕事をするかどうかであって、仕事をしない奴を架空で登録して給与(税金)を流用するのを禁止すれば良く、親族かどうかは全然関係ないし、仮に親族を禁止しても今回のような事件の再発は防げないだろう。例えば抜き打ち検査の回数を増やすとか(ていうか抜き打ち検査をしてないんならやるべき)、まともな対応を取るべきなのに、なぜか問題がすり替えられ、矮小化され、対策を取るまいとしているように見えるのは...やっぱし他の議員も似たようなことやってるんだろうなぁ。
- スペインのテロ。なんでこういうことをするんだろうと思いつつ、相場を眺めると世界的に株価が急落。全体的に弱り目だった欧州通貨も反転し、1.21位だったユーロドルも 1.23を超えている。これってつまり、テロの発生を事前に知っていた奴はしこたま稼いだということである。犯人グループはもちろん、各国の情報機関のような早耳や、そういう所にパイプのある連中なら、各種デリバティブでレバレッジを効かせて、簡単に儲ける事が出来ただろう。こういうおいしい状況が続くならば、テロなんて終わるわけないよなぁ...テロに関しては、発生からしばらくは発生前のレートで固定するとか、株の売買を停止するとか、なんらかの仕組みを作らないとダメなんじゃなかろうかとふと思った。
- じーじーじゃん。って幼児語で新幹線の事だけれど(嘘)、子供といっしょに「しんかんせん」のDVDなんぞを見ていると色々勉強になる。やはり驚くのはその輸送力で、500系1編成で定員は実に1300名を超え、いかにも詰め込んでいる印象のあるMAXやまびこなんて、1634名も運べる。ジャンボは500人ちょいだから、のぞみの料金が飛行機とタメを張るなんてのは冗談ぽくて、本当はもっと安くできる・安くすべきなのではないかと思ったりする。これも独占の弊害って奴か。TGVとかICEといった欧州の新幹線がどんなに安いかを知ったら、日本の国民も少しは目が醒める? いや、醒めても無力なんだけれど。
2002年9月に購入したドラム洗濯機。最近、妻の機嫌がすこぶる悪い。話を聞くと、脱水がちっとも終わらないので家事の効率が上がらないとの事である。以前から、大物をいれるとちっとも脱水できないという悪弊があり、これは仕方がないのかなぁと思っていたところであるが、他にもハマル場合がいくつかあるらしい。典型的なのは、水を含んだ時の重量体積比に大きな差異がある場合だそうだ。例えばフリースとジーパンをいっしょに入れると、バランスできずに脱水不能になる。仕上った洗濯物はびしょびしょ、水が滴る状態だ。こりゃ不良品だよな。
kakaku.com の当該製品のページを見に行くと、あるわあるわ、山ほどの文句。買った当初ももちろんここをチェックしたが、以前はこんなに文句ばかりじゃなかったんだけどなぁ。今では完璧に欠陥品認定されている。あーあ、こんなのを選ぶなんて大失敗だ。
どうやらシャープに「脱水できない」旨文句を言うと、安全側に倒してある振動センサのスレッショルドを緩めるという修理をするらしい。要するに、多少アンバランスで振動しても無理矢理高速回転に持っていってしまうわけだ。それって危ないんじゃないのと思ってもうちょっと読むと、案の定「中でドラムがぶつかって火花が出ていたので返品した」なんて人まで。すげ。ま、本当にセンサが鋭敏すぎる場合もあるようだけれど。
あるいは、ダンパーのオイルの仕様が変わっているとかで、ダンパー交換になった人もいるらしい。そんなんで振動特性が劇的に変わるとは思えないが、オイルダンパーにも当然寿命があるだろうから、単に寿命が来てダンパー抜けを起こしている可能性が考えられる。製品が出たばかりの頃は文句が少なかった事からも、このあたりが真相なのではなかろうか。それならば、交換してもらえばまた1年半くらいは無事使えるだろう。サービスに電話してみるかな。いくらかかるのか知らないが。これって保証は何年だっけ。
しかし、これで東芝がサンヨー方式に乗り換えた理由がわかったような気がする。ナショナルの30度ドラムも非難轟々であるからして、この手の大口ドラムは小物洗い専用と考える必要がありそうだ。ただ、サンヨー方式だって同じように評判が悪いのである。困った物である。海外風の、小径ドラム(つまるところ、小物しか洗えないわけだが)に買い替えるか、今のまま「小物専用」と諦めるか、それともまた縦型に戻るべきか。
たかが洗濯機、されど洗濯機である。
本日の教訓:シャープのドラム式は永く使う事は出来ませんので御注意下さい。
子供に機械を預けておくと色々なことが起こるものだけど、今日は何と、腕時計がフリーズしてしまった。TIMEX というアメリカの安ブランド(だが、かのビンラーディンも愛用していたそうな)で、アナログの針とデジタル表示がついているタイプ。気がついたら秒針が止まっていて、表示も何だか意味不明であり、いくつかのボタンを押したらアラーム音が鳴り続けて止まらなくなってしまった。もちろん腕時計にはリセットボタンなんて物はないから、精密ドライバーで裏蓋を開け、電池を取り外してパワーリセットせざるを得なかった。カレンダーは96年1月1日に戻ってしまったし、なんだか見事なまでに暴走していたようである。(しかし、同じ現象を英語ではユーザサイドに立ってフリーズと言い、日本語ではシステムサイドに立って暴走というのはなかなか面白い...が、ひょっとして後者は死語だったりするのだろうか)
ともあれ、子供の破壊パワー、侮るべからずである。
早くも三月第一週が終わる。ばたばたと忙しくしているうちに過ぎることよ。今さらながら、武士道なんぞを読んでみたり。お札にもなった新渡戸博士と言う人が一体どんな人なのか知らなかったのだが、この本を読むとその博識に驚かされる。しかも原著は英語。すごいなぁ。
しかし、武士の心得を体得している日本人が今やどれだけ残っているだろうか。ほとんど絶滅しているのではないかと感じ、残念に思う。案外、国外に渡っている日本人の方が武士的だったりして。
ともあれ、これももっと若い頃読んでおけば良かったと思う本の一つになりそうだ。若い頃はタイトルが気にくわなくて読む気がしなかったのだが、そういう貧相な判断が今になって悔やまれる。
まだ読みかけだけれど、気に入った一節をば。
インドにおいて、また中国においてさえ、人々の間に存する差異は主として精力もしくは知能の程度にあるに反し、日本においてはこれらのほか性格の独創性においても差異がある。さて、個性は優秀なる民族ならびに発達せる文明の徴(しるし)である。これは16世紀の日本を観察したマズリエールと言うフランス人の学者の言を引用している部分なのだけど、最後の一節が実に良い。フランス人をして「性格の独創性に差異がある」とまで言わしめた当時の日本人とは、いかなる人々だったのか。一方現代においては、個性、個性と求めるあまり、「オレ流」というテンプレートに嵌まっているだけのナンチャッテ個性のいかに多いことか。自省を込めて、多様性を貴ぶ姿勢を新たにしたいと思った。