これよこれ。こうでなくちゃ。これでもうちょい薄くて、軽くて、明るい2倍ズーム位のレンズがあれば完璧。でももうちょっと安いと良いんだけどねぇ。
ゼーーンゼン関係ないけど、これ必読。 オレオレ詐欺の手口...引っかかるのってジジババだけじゃないんだなぁ...実に恐ろしいです。注意注意。
- プロ野球経営について:9/20号だったと思うが、選手の年俸が如何に経営を圧迫しているか良くわかる特集だった。ダイエーがスター選手を放出する理由や、なぜ高年俸の選手が巨人に集まるかというのは、経営側から見れば至極当然の成行きのようである。近鉄の「合併が決まらなかったらチームを解散するつもりだった」という発言には迫力がある。
- パイオニアの会長の発言:9/27号巻頭。「管理と経営は同じ意味ではありません。経営とは、世の中に取って何か新しい価値を生み出すことであり、管理の目的は現状を維持することです。経営が管理に堕した時に企業の輝きは急速に色褪せて行くのだと思います」。かっこいいなぁ。
どうやらコンパクトデジカメの画質は1,2年前をピークに低下の一途をたどっているらしいというのは先月書いた通りだけれど、その後も最新モデルを色々チェックした結果、相変わらず物欲をそそられるようなものはないと言う結論に達している。これは、画質を求める層が一眼に移ってしまって、コンパクトデジカメで画質をうたっても顧客がついてこないからなのだろう。暗いレンズとISO50という低感度をそのままに、ジャイロで手ぶれを防ぐなんて小手先モデルがトップセラーなのだから仕方がない。またもや、マーケティングに対する敗北感を味わいつつ、ネットをうろついていたら、コンパクトデジカメの世界で神と呼ばれるモデルがあることを知った。師匠のページにも登場したことがあるが、サンヨーのDSC-MZ3という奴がそれ。2002年8月発売。レビューがこちらにある。
神と呼ばれるわけは、概ね次の通り。
- 1/1.8 200万画素、ピッチ 4.4μm。今どきのコンパクト機にはありえないゆったりしたセンサを、プログレッシブ読みだしで使っている。
- 1600x1200 で、秒間15コマの連写が可能。nikon の D2X ですら秒8コマなのだから、2M画素とはいえ15コマという性能がどのような世界を切り取るか、推して知るべしである。
- 連写時のシャッタースピードは最高1/10000。ちなみに D2X でも1/8000が最高だ(もちろんこちらはメカシャッター、MZ3 は電子シャッターだから比べるのは無理があるが)。CCD感度が高いので、ISO100 で普通の晴天屋外であれば容易に1/5000のシャッターが得られる。噴水のしぶきが止まる程度ではなく、しぶきの粒の一粒一粒が空気抵抗と表面張力のバランスでうよーんとうねっているのが切り取れるほどのシャッターだ。
- もちろん絞り優先AEやシャッター優先AEがあるから上のシャッター速度が生きて来る。
- 動画性能はVGA 30fpsでメモリ一杯まで撮れる。
- マイクロドライブが使えるから気軽にGBストレージが使えて、動画をばりばり撮れる。
そう、コンパクトとは思えないスペックである。ていうかデジカメトップシェアかつ一眼を作ってないサンヨーだからこそできた快挙かもしれない。しかし、こいつの正常進化系はいまのところ市場にはない。MZ3の真価を知る人は多く、ヤフオクでは25000円前後で取り引きされている。2年前に3万円台後半で買えたデジカメが、中古で25000円もするのだ。コンパクトデジに800万画素なんていらない、せいぜい600万画素で十分だから、安いデジ一眼を食うくらい画質が良かったり、MZ3みたいに非日常を切り取れたりするデバイスを作って欲しいなぁと思っている人は多いと思うのだけど、どうしてどいつもこいつも画素画素言いながら手ぶれしないとか馬鹿言ってるんだろう。手ぶれしなけりゃ人物が白くなっても気にしないって言うんだろうか...言うんだよね。きっと。一般の人は。
好みが一般からずれているって、とっても悲しいことだなぁ。今は E-1 の普及版に期待しているのだけど、やっぱし高いんだろうな。エプソンの他に APS-C サイズをコンパクトクラスに載せてやろうって言う気合いの入ったメーカーはないのか。リコーのGRデジタルに期待かなぁ。
こちらの記事によると、IMFの世界経済見通しの中で、2020年頃に日本は経常赤字になると言うことだ。2050年においては、人口の4割を移民に頼らざるを得ないとまで言われているらしい。年金や医療保険など今あるシステムはほぼ全て破綻することが予想されるので、出生率を上げよと提言されているらしい。ちなみに日経の記事では移民の受け入れや定年引き上げを求めていることになっている。色々書いてあるんだろう、きっと。マスコミってのは適当に取捨選択するから困る。で、ちょっとググるとどうも元ネタはこのへんのChapter.IIIである。ざっと読むと、日経の方が正しい記述に見える。また、日本だけが問題なのではなく、ヨーロッパでも同様な問題を抱えていると書かれているぞ。ふむ。いちいち元ネタにあたるのはめんどくさいものよ。
ところでこの報告書のChap.III、最初の引用が秀逸。こう書いてある。
It seems possible that a society in which the proportion of young people is diminishing will become dangerously unprogressive, falling behind other communities not only in technical efficiency and economic welfare, but in intellectual and artistic achievement as well. (Report of the Royal Commission on Population, UK 1949)これを読むと、もうアジアにおいては、中国に対する負けが確定しているような気さえしてくる。
にしても、どうなるか。子供の将来もかかっているので、よくよく観察しなくてはなるまい。相変わらず政府はなーーーーーーーんにも考えてなさそうだし。案外、介護保険みたいなしくみで「保育保険」とか言うのを新たにつくって、またもや利権づくしの天下りポストを増やそうと試みるかも知れず。割とありがちなのは、定年が65に伸びるだけでは足らず、いずれ70とか75とかに伸ばされて、庶民は死ぬまで隠居できなくなるというような未来かな。生涯現役国家。どうよこれ。良いんだか悪いんだか。
ついに IXY Digital が薄くなった(IXY Digital 40/50)。旧IXYは、何年も変わり映えしないもっさりデザインであるにも関わらず売れ続けていたが、ペンタレンズを載せたイクシリムの躍進に黙っていられなくなったということか。しかも、CCDとしてありがちなソニーの 1/2.7 インチシリーズでなく、1/2.5 インチシリーズを採用している。1/2.5 といえばパナソだが...しかしこれ、動画がVGAなのだ。パナソじゃないのかも知れない。ひょっとしてソニー、1/2.5 へも進出?サンプルを見る限り、最近流行りの白っぽい印象はない。'50'を名のりながら400万画素に抑えているあたり、カメラメーカーとしての意地が見える、ような気がする。でももし仮りにこれがソニーCCDだったら、500万画素は1/2.4だから 1/2.5シリーズにはラインナップされないとしても不思議はない。うーん、やっぱしソニー製なのか?? まぁ綺麗に撮れるんなら何でも良いけれど。
より魅力アップしたIXY、カシオの EX-Z50/55 とのガチンコ勝負の行方が楽しみだが...バッテリ寿命と大画面液晶でカシオに分がありそうだなぁ。
追記:その後調べてみたら、やっぱしソニーが1/2.5型に進出していた。おそらく ICX498Bシリーズという奴だろう。今年の8月に広報誌に新登場した、できたてほやほやデバイスだ。感度210mV、飽和信号量 460mV。1/2.7 の 3M CCDが 220/470 だから、これくらいは確保したということらしい。ちなみに白い写真が撮れる 1/1.8 の 7M CCD は ICX489AQF と言う奴で、感度 168mV、飽和信号量 385mV。foveonもまだまだ問題ありそうだし、理想のセンサ目指して頑張って欲しい物だ。
古いデジカメを愚息に与えて好き勝手にいじらせていると、ときどき面白い写真が撮れる。もちろんそれは偶然なのだけど、完全に真っ白な頭でこういうデバイスに接するということがどういうことなのか、よくわかるのである。ほとんどは、ありえないほど近付いて撮ることによるぼけや妙なパース、どこがきれようがお構いなしのフレーミングが独特の効果を与えている。といっても、見る方が勝手に面白がっているだけで、本人は興味の赴くまま、猿のようにシャッターをおしまくっているだけだったりするのだが、それでも結構数打ちゃあたるのだ。
特に私が一番気に入っているのはこれ。
ただの機関車トーマスなのだが、異様な接写とぼけが迫力を生み出していて、笑ってしまう。こんなフレーミングは、僕にはできない。まいった。 ![]()
ただ、最近はだんだんフレーミングがまともになって来て、こんな写真
なら一発でしとめるようになって来てしまった。これはこれで、嬉しい半面、ちょっとつまらない気もする。 ![]()
ソーシャルエンジニアリング系の釣りも、ついにここまで来たかと言う感じ...なので記念に貼っておこう。From: sawada aiko
To: poi
Reply-To: sawada_aiko2002@yahoo.co.jp
Date: Sun, 19 Sep 2004 03:06:47 +0900
Subject: あのぉ
X-Mailer: MailDistributor
Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp
澤田ですけど、
何も書いてないメールくださいましたよね?
念のために返信しますが、どちらさまでしょうか?
知人のいたずらですか?
どこかでみた「パソコン初心者の女の子からの間違いメールを装った釣り」に近い物がある。おそらく、返信したが最後わけのわからんチャットにつき合わされ、出会い系サイトに誘導されるんだろう。確かあれも yahoo のアカウントだったはず。yahoo ってこういう釣り目的の業者多いんだなぁ。
しかし、このタイムスタンプって...午前2時位から自動でずーっと送信してるのかな? その気になれば簡単に検出できるだろうに、こういうの放置してると yahoo の評判また落ちるよなぁ...もともと評判を上げようなんて思ってないのかしら。
あ、昨日の USEN 批判を一部撤回。連休明けまで落ちたままだろうと言うのは馬鹿にしすぎだった。日曜の午前中に復活したので、エンジニアは頑張っていたようだ。休日出勤、お疲れさん。
USENのIP電話が昨日から落ちている。ゲートキーパーが落ちているらしく、発信できない。こいつの対外接続はメディアと言う会社なのだが、外からかけると「お掛けになった電話番号は現在繋がりにくくなっております」とかいうメッセージが出るだけだ。繋がりにくいんじゃなくて、繋がらないの間違いだろと毒づきたくなるメッセージだ。で、USENのカスタマーセンターは 10:00-18:00 という素敵な体制だ。こんなんではネットワークをメンテしているとはとてもじゃないが言えない。で、もちろんこういう障害の時は、電話の繋がる時間帯はずーーーーっと話し中と言う素晴らしいことになる。
しかも、web には何の情報もない。終わったな、USEN。おそらく復旧は連休明けになるだろう。プロとして、実にハズカシー事態だが、毎月315円のサービスだからこの程度の品質でもまぁしょうがないってところか。
にしても、IP電話ってのは実に脆弱だ。24/7で使えるのが当り前だった日本の電話サービスも、いずれ「ときどき故障している」という品質になるのかも知れない。テレコムが仕掛け、KDDIが乗り、NTTが慌てて追随を発表した基本料金の数百円の値下げ。その代償が、ひょっとして「いざと言う時壊れている」という程度の品質なのだとしたら...
ま、そういう時は携帯を使うと言われれば、まぁそうですねで終わりなんだけど(汗) 品質がしょぼいんだったら skype でいいじゃん、ねぇ。
言わずと知れたマイケルムーア監督の、銃に纏わるドキュメンタリー。なんと木曜洋画劇場(テレビ東京)に登場し、日本の茶の間に流れた。ファーレンハイト911の反応を見て決めたのかも知れないが、テレト、やるな。テレ朝とかNHKには絶対マネできない技だろう。さすが。で、映画自体見るのは初めてだったんだけど、正直不愉快というか、無力感が漂うと言うか、重たいドキュメンタリーは見ている方にも迫る物があると言うか。うまく言えないけど、楽しい映画でないことは確かだった。あたりまえか(汗)
映画自体は良くできているし、優れた告発だと思う。で、そこに描かれている対象がグロすぎて、こりゃもう、救いようがないのではなかろうかと思ってしまう。さらに、日本もこういう社会を目指しているんだなぁと思うと、余計に暗くなってしまう。これは、実に悲惨な社会だ。
競争は効率を高める。だから競争は必要。これは正しい。
では、敗者をどうするのか。ここを皆で考える必要がある。自国でうち捨てられた敗者が軍隊に入って、他国民を(勝者が考案した道具を使って)ねじふせ、コンプレックスを解消しているのが現在のアメリカの姿なのだとすると、一体これはどういう国なんだろう。恐怖と不幸を輸出する国なのか。
一方で、日本はどうするのか? どうなるのか? 経済の方は今のところ、小康状態のようだ。2003年国家破産も外れたし、 こちらにあるような本が出てからもずいぶん経っているし、個人向け国債は順調に売れている。ひょっとしてこのまま大丈夫だったりするのか...と思った時が2番底へ向かう踊り場の終わりなのかもしれない。まぁこんな本もあることだし、来年一杯くらいは大丈夫みたいだけどね。
*istD よりちょっと安いモデルだそうだ。この秋にはフォーサーズの普及モデルも出て来る(?)らしいし(リンク)、デジ一眼の低価格化というのが一つの流れになって来ている模様。やっぱし綺麗だもんねぇ。低価格化も良いけど小型化もお願いしますよ。一方、1/1.8 インチCCDのほうは、700万画素は綺麗なんだという記事が出ていた。でも、サンプルを見る限り、エッジの偽色とか周辺の像流れとかが気になる...これは2ちゃんとか価格コムの読みすぎかもなぁ。ただし解像感はあるかな(?)。
そんなことより重要なのは、極小CCDの問題はピーカンの屋外では顕在化しないということ。明らかに違いが出るのは室内の人物なのだ。メーカによっては、室内のサンプルは静物でごまかしているけど(ペンタS5iとか)、室内の人物が照明の下できちんと撮れるかどうかが一番重要ではなかろうか? そういう意味で、FX7のサンプルに白っぽい人物を並べているパナソニックとか、G6のサンプルに明らかに白くて薄い人物を置いているキャノンは良心的だと思う。
今使っているパナソLC5も、等倍で見ると点描のオンパレードだったり、若干コントラストが弱い印象があったりして必ずしも満足できないのだけど、まぁプリントの結果が綺麗なら良いやと言う感じ。しかし、高画素だけど薄く写るデジカメと言うのはどれだけ受け入れられるんだろう...でもFX7 売れまくってるんですよねぇ。
関係ないけど、フジF810のメディアがSDだったらもっと上位に来るような気がするなぁ。よろしく、フジの人。
怪しい(?)商品満載の英語教材専門店のアフィリエイトバナーを置いてみました。うっかりここをクリックしてそのまま商品を買っちゃったりすると、私に 1.2% のマージンが入ります。だんだん、今どきのページっぽくなって来たなぁ。おっと思ったのは、北米で使われていると言う小学生用の参考書。英語教材として販売するというのはなかなかの知恵だと思った。でも、商品の写真を出しているのはショップに取ってはリスキーかも。だって同じ物が amazon で簡単に検索できちゃうもんね。しかもディスカウント価格だし。
- TM8800キターーーーーーーーーーー...しかし高い。DVDプレーヤにもなるからかなぁ。
- G6レビューキター...Digic が細かい煉瓦の重なりをノイズと間違えて塗りつぶしちゃうらしい。面白い。raw 出力でもダメだって言うから、ファームウェアでどうこうなる話じゃないんだろうなー。CASIO の Exilim エンジンも、レンズの色収差を画像処理で消しちゃうというから、何かしら副作用がでるんじゃないかと思ったりして...例えば、スポットライトに照らされたワイングラスの縁にすっと残った赤紫のルージュなんてのは、色収差と区別がつくんだろうか。ま、私には縁のないシチュエーションだから別にいいけど。
横須賀に出張の折、バスカードを買った。こんな奴。
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広告入りかよ... orz
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ちょっと前から、無線でUSBプリンタを共有できるプリントサーバを探していたのだが、勢い余ってAirMac Expressを購入してしまった。自宅のメイン環境が MacOS なので、Mac でも Windows でもまともに動く物でなくてはならないが、いろいろ探すのが面倒になってしまったのである。評判も悪くないし、機能を考えればそう高いもんでもない。うちではメインのルータとして Melco の奴が既に動いているから、この新しい箱は単なるプリントサーバ兼スピーカサーバとして動いてくれれば良い。設定はほぼ問題なく終わり、Windows からも Mac からも普通に印刷できることを確認。よしよし。ただ、さすがにインク残量などはプリントサーバ経由では読めないらしい。やり方が何かあるのかも知れないが、また困った時に調べることにしよう。
で、話題の AirTunes。やー、これは便利。狭い部屋だが、マシンからスピーカケーブルを伸ばさなくて良いというだけでこんなに快適だとは思わなかった。音質も全然問題ないし、iTunes との相性も抜群。こんなに簡単で良いのかと言う感じ。
そういうわけで、iPod は持ってないし買う予定もないけど、手持ちのCDをちょっとづつ iTunes のライブラリに加えることにした。超マイナーなやつを除けば、曲データも自動で入って便利便利。実に今さらなんだけれど、これで少しは今風のMacの使いかたに近付いたかな?
職場のメインマシンが突然死していた。双発のAthlon MP 2600+ と Tiger MPXの組みあわせ。マザボか、CPUが死んだらしい。とりあえず予備機に交換して仕事は継続できたが、組んでから1年しか持たなかったというのは最短記録で、反省の余地ありである。ちなみに予備機は Athlon MP 2200+ と Tiger MPX。やはり熱だろうか...ケースがちょっと小さめで、多少熱がこもるなぁとはおもっていたのだけど、BIOSで測って50度で継続使用するのは危険なのかしら。最近席がえがあって周囲の温度も以前より高めになっていたから、もしかすると50度を超えていたかも知れないのだが...CPUではなくて周辺のコンデンサが逝ったのかも知れない。十分考えられる話である。
やっぱし、これからは水冷が標準??
先日実家に行ったら、こういうカメラが出て来ました。いやー懐かしい。
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これ、25年位前、即ち小学生だった時に、父親か、はたまた母方の祖父か、どちらかにもらったものなのです。おもちゃ代わりにどうぞ、でもちゃんと写るよというような話だった記憶があります。
で、ちょっと調べてみると FUJICA COMPACT 35, 1967年製造とのこと。もらった時点で、既に10年以上経過していたわけで、くれるのも道理だとうなずけました。当時、父親は確か 50mm F1.2 のレンズを持つ PENTAX か何かの一眼に凝っていたはずだから、これはまさにおもちゃだったんでしょう。
とはいえ、こんなんでも一応光電素子(セレン光電池)を使った自動露出なのです(Aという位置に絞りを合わせる)。37年前の価格が14,900円だというから、実は高級機だったのかも。レンズはフジノン F2.8, 38mm。
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試しに明かりにかざしてシャッターを押すと、ちゃんとファインダー内の露出針が動くのですね。フォーカスゾーンを示す針はいまいち動きが鈍かったけれど、それ以外は全く無事。おお、なんと、これまだ壊れてないんじゃん。素晴らしい。すごすぎ。さすが古い奴はもちが違う。
妻に自慢すると、「こう言うのこそデジカメと比較しなくちゃ」との仰せ。そっか、それもそうだ。
というわけで、レトロな雰囲気を醸しつつ、さっそく比較してみました。使ったフィルムは押し入れに眠っていたフジの ISO100で、プリントはコダック系の激安ラボなので、色目はちょっとおかしくなっている可能性はありますが、いざ実験。
まずは一つ目。例によってクリックすると 200dpi でスキャンした元画像が表示されます。競争相手のデジカメは、パナソ LC5 。
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パナソの色目が青に転んでいるのがちょっと気になるけど、フィルムのラチチュードってそんなに万能でもないことがわかります。ちなみに上がレトロカメラ。これは引き分けかな。
二つ目。デジカメの方が、きりっと仕上ってます。ラボのせいかも知れないけど、一応デジカメの勝ち。
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三つ目。絞りはどちらも F4 とか F5.6 とかその辺なんだけど、いやー出ましたよ、被写体深度の差。Web であちこちで指摘されてるように、デジカメって被写体深度が深くてぼけが出ないのですね。頭でわかっていても、実際試してみると良くわかります。デジカメの方、絞り開放で撮れば良かったと悔やんでも後の祭りなのでした。
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そういうわけで、左がレトロカメラ。こいつは色目も暖かみが出ていい感じです。ディテールや質感はデジカメの方が上っぽいけど、レトロカメラが圧勝でした。
四つ目。なんとなく前回と同じシチュエーションです。今度は LC5 の方、露出補正をかけてあります。黒つぶれは消え、良い勝負をしてますよね。引き分けかな。
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最後の例。解像感を比較しようと思ったんですが、ほとんど変わらんですな。これは。 これも引き分け。しかし色がずいぶん違うなぁ。上はちょっとこってりしすぎ、下はちょっとあっさりしすぎ。
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というわけで、L版で比較する限り400万画素もあればフィルムとほとんど差はありませんね。コンパクトデジカメで気をつけるべきは、ぼけは出そうと思わないと出ない(出そうとしても出ないことも多そう)と言うところと、ホワイトバランスの確認を忘れないこと、露出補正をこまめにやること、位かな。
しかし37年後に故障せず使えるかと言えば、まぁまず無理ですよねぇ。レトロカメラ、おそるべし。
引出しを整理していて、小学校の頃、500円という大金を払って手に入れた チョロQを見つけた。買ったのはえーと確か、おお、ひょっとして25年くらい昔のことか?そう思って公式サイトを見に行くと、やっぱり、25周年だそうです。調べてみると500円じゃなくて350円だったようだけど、いやー懐かしい。25年前のおもちゃ。当時さんざん遊んだものだが、今でもちゃんと動く。タイヤがちょっと堅くなっているくらいで、全然問題なし。このゼンマイの信頼性たるや、たいしたもんだ。
さっそく、息子に贈呈した。まさか、こんなおもちゃを2代に渡って引き継ぐことになるとは思わなかった。今ではチョロQの種類は山のようにあり、うちにも実は都バスやらゴミ収集車やら、はては秋田新幹線の「こまち」まであったりするけど、オリジナルの赤いバギーもどうやらお気に召したみたいだ。
愚息よ、それはなぁ、父ちゃんが子供の時に遊んだおもちゃなんだぞ。後ろに10円玉をさせばウィリーするんだ。まるっこいからどこにぶつかっても跳ね返って走れるんだぞー。おい、おーい。全然聞いてないだろ。まぁいいけど、なくすなよー。