2004.11.28 帰国しました

4泊5日の滞在でしたが、毎日毎日真っ赤な食事で、唐辛子とニンニクづけになりました。まったく、ニンニクが入っていないメニューを探すのが難しいんじゃないかと思うくらい。持っていったコートやセーターはことごとくニンニクの匂いが染みついてしまい、クリーニングに出さざるを得なくなりました。

ちなみに、日本人の年間ニンニク消費量は一人当り3個なんだそうですが、韓国ではなんと、20倍の60個なんだそうです。ソースによっては、日本の24倍というものもあります。とにかくまぁ、なんでもかんでもニンニク。ニンニク。あーニンニク。家が臭くなったと家内からも苦情が出てしまったので、明日はファブリーズを買って帰らないと...。

そうそう、今回は旅行者向けの「韓国語ハンドブック」なるものを持参したのですが、これが案外使えました。この手の、カタカナで振りがなのついた奴って大抵は使い物にならない(例えば、Bonjour! は「ボジュー!」という風に言わなければ通じないのに「ボンジュール」と書いてあったりする)のですが、さすが、日本語と似ていると言われるだけあって、面白いように通じます。ハングルも慣れれば案外簡単に読めることがわかったし、草薙くんがはまる理由がわかったような気がしました。

2004.11.25 韓国のTGV

仕事で韓国に来ています。やはり来たからには韓国版 TGV にのらなあかん、というわけで KTX に乗って来ました。ソウル駅(僧侶と発音するらしい)からデジョン駅まで、1時間ほどの小旅行。感想を箇条書きにすると... 車両については、レバーを手で動かさなくちゃ開かない謎の自動ドアとか、アナウンス時のチャイムの音まで仏国仕様であったが、照明がほんのちょっと強化されている気がした。なお到着の車内アナウンスは、韓国語、英語、日本語、中国語の4種類だった。車掌のアナウンスはほとんどなし。

面白かったのは、車内の弁当売りがもっていたカゴ。なんと、ファミマの買い物カゴでした。緑の、レジの横によく置いてあるような奴。これ、軽食車の運営をファミリーマートがやっているからなのだけど...もうすこし格好いい入れ物を使えば良いのに。

ともあれ、さすが新規路線は快適でした。でも、軌道の保守がちゃんと行われるのかどうか、ちょっと心配。かなり飛ばすから脱線したら大事故だしなぁ、乗るなら今のうちかも知れませんよ。

2004.11.22 国産戦闘機の終焉

防衛庁が次期主力戦闘機の選定に関して、国産という選択肢を持たないことにしたらしい。日米で共同開発した F2 支援戦闘機は、ミサイルをフル搭載すると主翼にフラッターが出る失敗作なのだそうだ。へー、知らなかった。

日本の航空宇宙産業を眺めていて、他人事とは思えないのは、自分が通信業界にいるからだろう。国産技術が冷遇され、単にアメリカから買ってくれば良いという安直な動き。ユーザに使ってもらえないから、技術的にみて一層貧相になって行くフラッグシップ機たち...

挑戦する機会すら与えられない、負け組産業のエンジニアは、外資に行って輸入業に精を出すか、勝ち組産業に転職するしかないのかもしれないなぁ。

2004.11.21 マークX

トヨタのアッパーミドルサルーンであるところのマークIIが消え、クラウンベースの新シャーシを得てマークXとして生まれ変わったのはつい最近のニュース。外車に流れている団塊の世代を国産車に呼び戻す戦略モデルとのことで、さっそく試乗して来た。

乗ったのは V6 3000ccのスポーツパッケージで、19インチの45タイヤがおごられている割にはシナヤカな乗り味。さすが、ボディはしっかり、サスはきっちりと言うわけ。エンジンはあくまでも静粛であり、オルガンアクセルをベタ踏みしても体感上の加速感は実にマイルド。ブレーキも緩そうな感覚だが実際には踏んだだけキク感じ。高級車なんだなぁ。

売れ筋は2500cc の方だそうで、納期が2ヶ月くらいだそうだ。良くできていて、安い。ちょっと天井が低いと思ったが、それなりに売れるんだろうなぁ...。

が、本当にこれで外車ユーザを取り戻せるのだろうかと、ちょっと疑問に思った。ディーラーにおいてあった広報誌では、大胆にもBMW530i を仮想敵として選択している。 「よりすぐれた性能が半額で手に入る」とか書いてあったけど、BMW を選ぶ人(というか欧州車を選ぶ人)が、性能だけで選んでると思ってるとしたら、それはちょっと浅はかと言わざるを得ないのではないか。例えば、もし BMW ユーザを取り込みたいなら、もすこしパワステを重くしてダイレクト感を演出したり、ブレーキサーボの立ち上がりを弱めてリニアな感じを出しても良かった。むろん、それをやったらトヨタ車じゃなくなるけど。

ディーラーの設定するご近所試乗コースで一体何がわかるのだと言われればそれまでだが、「うん、これはトヨタ車だ」という感じはビビッときた。トヨタ車って良くできてるせいか、かなり飛ばさないと車を運転している感覚が出て来ない気がする。MR2 が2000cc になったとき、「これを楽しく運転するには、公道ではちょっと危ないし、きっと免許がなくなる」と思ったものだけれど、このマークXもそんな感じがした。外車ユーザを取り込みたいなら、もっと普段の速度域で、「あーこの車って可愛い奴」と思えるようなキャラを立てる必要があるんじゃないかと思う。

たとえばスバル。イグニッションひねるだけで、「俺は水平対向だもんね」という主張がある。例えばアルファ。ちょっと引っ張ってやれば「俺はイタシャのエンジンだよーん」と謳う。プジョーだって、だいぶ弱まったとは言えちょっと左右に振ってやれば猫足ぶりを示す。そういうとんがりと言うか、個性と言うようなものがほとんど目立たないのがトヨタなわけで、それも一つの個性かもしれないが、それで良いのかと。

まぁでも、オタク以外にはちゃんと売れるから良いのか。安いし、なにより良くできていて何の問題もない。

2004.11.20 怒涛の円高

もう泣くしかないって感じ。絶対死守するだろうと思ってた105円ラインをこんなにあっさり割り込むなんて...で、ひょっとして100円割れまで黙ってるお積もりか、財務省殿。

ふんだ、いいさいいさ、これだけ円高なら外貨投資に励むさ。これまでの損には目をつぶり...耐えがたきを耐え...そうさな、香港ドルでも買うわさ。

2004.11.19 今欲しいもの

タカラ ロボサピアン ヒューマ...ロボット玩具としては結構良くできてると思うんだけど、実際の所どうなんだろう。どなたか e-ライフ ロボサピアンこちらで買ってみませんか? (注意注意! これはアフィリエイトリンクになっていますヨ!)

ムービーを見る限りでは結構面白そうだと思うんだけど、問題はどこまで改造に耐えるかだなぁ。自腹でなければツクモの近藤科学製キット(12万)の方が楽しそうだけど。どうでしょう、おひとつ。

2004.11.17 下北の危機?

シモキタが消えるという記事。小田急の地下化は結構だが、その金を捻出するために巨大道路が必要になったので、眠っていた道路計画を急遽復活するということである。

世田谷区の都市計画には常に「下北沢の拠点整備」が項目に上げられてきたから、区が再開発したがる気持ちはわかる。駅前広場とバスターミナル建設が悲願なんだろう。

一方、反対する側の気持ちもわかる。街全体が細い路地であることが、下北の雰囲気を維持する上で重要なのだろう。

で、不思議なのは、どちらも主張がとんがっていて譲歩の気配を見せないこと。行政が住民の意見を聞こうとせず、都市計画を盾に強引に進めようとするのは時代錯誤だと思うし、今のまま、茶沢通りがネジ曲がっていて渋滞が当り前になっている状態を保存すべきだとも思えない。ちょっと放火されれば駅前が全焼しそうな現状が危険なのも確かだ。

冷静に、建設的な話合いがなされて、今よりももっとクールな街になると良いと思う。そうそう、再開発するなら、ついでに街全体を禁煙にしてください :-p

2004.11.16 中華学校

今朝のNHKニュースで、中華街にある中国人学校、「横浜山手中華学校」の小学部に日本人のお受験児童が押し寄せているという話をやっていた。なんで??と思っていたら、秘密は授業内容にあった。ずばり、中国語と英語の授業である。これはクール! うちの子もいれてクレ!

ニュースによると、日本人の親達は行政から「教育義務違反になりますヨ」とか脅かされているらしい。それでも彼らは、「中国語や英語は絶対彼らのためになる」といって譲らない。うーん、親も格好いいじゃないか。

ただ、ちょいと調べてみると、横浜山手の場合は高等部がないので、中学では日本の高校受験対策のため、日本の教科書を使うんだって。それはダメだよなぁ。 ちなみに、もうちょいググった結果、日本には華僑学校が5校あって、台湾系が「東京中華学校」「横浜中華学院」「大阪中華学校」の3つ、大陸系が「横浜山手中華学校」「神戸中華同文学校」の2つあることがわかった。このうち東京中華学校と横浜中華学院には高等部があるらしい。へー。生徒は日本の大学はもちろん、台湾や大陸の大学、欧米の大学を目指すらしい。

ま、大学さえ入ればって言うのは違うと思うし、「お受験」対策で小さいうちから変な知識を詰め込むのはどうかと思うけど、日本が沈没しても海外でそれなりの職にありつけるような基礎体力は子供達に身に着けさせたいと思う。今の義務教育でこういうニーズを満たせるのか、かなり疑問だから、さてどうしたらいいんだろう。悩む。

ちなみに自分の記憶を遡ってみると...って、ほとんど記憶にないんだけれど...

悲しいことに、自分には小学校は退屈だったという思い出しかない。教室がどんなだったか、もう完全に忘れている。塾の授業は、講師のキャラクターが楽しかったし、教え方が上手かったせいか、今でもはっきりと思い出せるシーンが多い。「あちらは若さと美貌、こちらは馬鹿サと貧乏」なんていうオヤジギャグすら覚えている。

どうして退屈だったのかなぁと考えると、小学校の授業って、教育テレビばっかしだったんじゃないかという気がしてきた。理科なんか、みんなテレビ。そういえば、お友達は「教科書ガイド」とかいうのを買ってたっけ。あれ買うと、教卓に置いてある本がほぼ同内容の教師バージョンだということに気づくんだよねぇ。それと、横浜の歴史だとか神奈川の産業だとか、覚える必要あったんだろうかね。

本当なら、小学校の授業こそ、スリリングで楽しい場であるべきだと思う。塾で教える内容はどうしても受験対策にならざるを得ず、その後の人生に役に立つかというとちょっと疑問であるからして、塾へ通わせるのは最後の手段にしたい。塾行くよりラジヲ組み立ててた方が面白かったし。

結局のところ親が十分見てやるのが良いのだろうけど、時間取れるのかなぁ。心配。

2004.11.15 守備隊の玉砕

ファルージャ制圧だそうで。アメリカさん、おめでとう。1200人以上の武装勢力を殺害したんだってね。それ、アメリカさんが来る前は学校の先生だったり肉屋だったり、まぁ堅気の人達だったらしいよ。守備隊を殲滅したってわけだね。簡単だっただろう。補給路を全て絶ち、周りを重戦車でとりかこんで砲撃、空からはヘリでミサイル攻撃、高空からはクラスター爆弾。赤子の手をひねるというか、アリンコを踏み潰すようなものだよね。きっと英語ではこう言うんだろう。
We side with the strong and crush the weak. (弱きを挫き強きを助く)
で、こういう現場を取材しようと各国からイラクに集まった勇敢なジャーナリスト達は殺されまくっているらしい。今年はもう42人にのぼり、新記録なんだそうだ。昨年は 20人だったって。誰に殺されたのかは、動機を考えればすぐわかるだろう。誰も真相を確かめられないけれど。だんだん目が届かなくなり、正確な情報は来なくなる。恐いことだ。

2004.11.13 アメリカの家来一覧

古新聞を眺めていたら、興味深い表を発見。こうしてみると、イタリアってずいぶん出してますね。さて、「自衛隊のいる所が非戦闘地域」とかいう迷言を吐いた方、オランダが引いたら増派するんでしょうか。家来順位を上げるのが目的なら、韓国並に増やす? それとも、デンマーク並に減らす? 潜水艦ネタで大陸方面の脅威を強調したところをみると、増派なのかなぁ。困ったもんです。

主なイラク派兵国の規模(2004/10/25現在、外務省調べ、出典:日経新聞)
カッコ内は独自に注記。
USA 138,000
UK 8,500
イタリア 3,085 (2005.1イラク選挙後の撤退を示唆)
韓国 2,900
ポーランド 2,400 (2005.1削減予定)
ウクライナ 1,632 (2005.1イラク選挙後撤兵予定)
オランダ 1,300 (2005.3撤退予定)
オーストラリア 920
日本 800
ルーマニア 743 (100人増派予定、ただし2005.6末撤退か)
デンマーク 540
ブルガリア 475 (12月より430人に削減)
エルサルバドル 380
ハンガリー 300 (年内撤退予定)
追記:ちょっと調べてみたら、撤退とか削減を予定している国の多いこと多いこと。 来年の1月の国民選挙が終われば、結果はどうであれ、欧州は一斉に引きそうだ。 日本はどうするんでしょうなぁ。オランダが抜ける穴はイラク軍が引き継ぐらしいけど。引ける時に引いておくべきだと思うけど。

2004.11.12 奉仕活動:1単位(必修)

昨日のニュースだが、都立高校の授業で「奉仕活動」を必修科目にするんだそうだ。年間35時間。施設での介助、手伝い、森林の維持管理、お祭りの運営だって。これで「進路についてより真剣に考えるきっかけになれば」だそうだ。必修ということは、サボると卒業できない。強制なので、「ボランティア」という言葉は使わないらしい。これを導入する代わりに、何の時間が消えるのかにも興味があるが...今の若い人達って、ほんっっっっっっとに不幸だなぁ。

真っ先に連想したのは、軽犯罪犯の社会奉仕義務という奴だ。高速道路のゴミ拾いとかする、あれ。都立高校って収容所だったっけか? たしか、ハイスクールだよね。高等教育だよねぇ。

さて、次は一体何を必修科目にするんだろう。心のノートの高校生版でも配って、「修身科」とか作るのかもしれない。この国の教育界には、「国際競争力」というコンセプトはないんだろうか。トヨタが学校作るのも当然のことである...偉いよな、トヨタ。

が、実は公教育のレベルが下がるのは私学に取っては追い風だ。ひょっとして、天下り先としての私学の地位保全を狙ってるのかも知れん。頭の悪い役人共の考えそうなこった...が、国力をそぐ行為だよなぁ。

でも、考えてみると、子供を私立にやれるほどの給料もらってないじゃん、うぇーん(泣)

2004.11.11 外交官特権けしからん

東京新聞より。スリランカ大使館勤務の日本人職員が交通事故を起こして起訴された。しかも、罪状は業務上過失傷害罪。つまりは人身事故である。それをあろうことか、この職員(43歳の女性)は「外交官特権」を盾に起訴免除を主張。馬鹿野郎と言いたい。

で、地裁は当然(?)これを斥け、罰金刑を課したわけだが、さらにあろうことか、即日控訴だって。その理由がふるっている。「大使館に勤める日本人職員の身分ははっきりしないままになる」だって。地裁判決ではっきりしたじゃないか。あんたは日本人で、外交官特権なんて物とは縁がない。

高裁の判断がどうなるか知らんが、事故に対する反省もなく特権を振り回そうという輩には、罰金刑ではなく禁固刑を与えるべきではないだろうか。頼んだぞ東京高裁。天誅天誅。

2004.11.10 燃えるファルージャ

ここへきて、Iraq body count の数値があがっている。悲しいことだが、我々はこの虐殺を熱烈に支持している国の国民である。米軍は「病院はプロパガンダの拠点」として占拠し、情報統制をはかってしまったから、今後 body count は控えめに出るかも知れない。外国人を捕まえて殺したり、独立系外国メディアを追い払ったりしているのはアメリカ自身なんじゃないのと思ったりもする。

さらに絶妙のタイミングで声明を続ける(そして、ファルージャにはいないらしい)ザルカウィなる者を「イラク人の開放のため」攻撃すると言う建前で、イラク人の虐殺を続ける米軍。「治安維持のため」爆撃をするという倒錯。どうせ自作自演だろ、と思っても、思うだけでは何も変わらず。

いまさらだが、ちょっと内容が重くて買う気がしなかったこの本を、買うことにした。こんなんでは罪滅ぼしにもならないが...アメリカ人が「はだしのゲン」を買って読むようなもんか。

我々の「同盟国」が何をしたか。俺は政府とは関係ないもんね、とは、残念ながら言えないのだ。個人的にはイラク派兵に反対だったもんね、なんて言っても、説得力のかけらもない。ただただ、すまないとしか言えない。力弱すぎ。

2004.11.9 内科・小児科 ほげ医院

今預けている保育園、年に二回の健康診断を無料サービスしてくれる...のはとてもあり難い制度なんだけれど、肝心の委託先医院の質がいまいちだ。これまで2年間我慢してつき合ったけれど、もういい加減行きたくないので、サボっていたらバレてしまった(汗)。ちと憂鬱。

で、考えたのは、世の中に多数ある「内科・小児科」のうち、幼児を診る力のある医院というのはどれくらいあるのかということである。小児科の範疇に入る年齢レンジを知らないが、どうやら言葉のわかる(=叱れば多少は言うことを聞く、我慢する)年頃しか診られない医院でも、「小児科」の看板を掲げることができるようなのである。

で、幼児を見る力のない医師と言うのはやたらと叱るらしい。「男の子だろう!しっかりしろ!」なーんて叫ぶ。1歳児にそんな叫びが通じると思っている所からして、この薮医者めと思うわけだが、親がそういう目で見ていることにも気づかない。で、いくら叱っても泣くばかりなので最後には「それだけ元気なら健康だよな、お父さんそっちで身長体重はかって来てよ、大体で良いからサ」とかいって匙を投げる。

あー時間の無駄だった、と悲しくなる父と、こんな場所には二度と来るまいと心に決める愚息。これが1年前のこと。

この春、2歳になった愚息だが、やっぱり「この場所」と「この医師」を覚えているのだ。診察室に入るなり機嫌が悪くなり、ちょっとしたことで「帰るー!帰るー!」と泣きはじめてしまった。で、またもや怒り出す薮医者。がっくりする父。こんな医者、親だってかかりたくはない。

で、秋が来たわけだ。あーいやだなぁ、あんなとこ行きたくない。ちなみに近所の「本当の小児科医」は子供をあやすのが実にうまい。こちょこちょとくすぐってみたり、なんだか笑わせているうちに喉をチェックするし、仮に泣きだしても一瞬のスキをついて聴診器を当てる。愚息は6ヶ月の頃から御世話になっているけど、いつも先生の前では割とおとなしくしているから、子供なりに医師の能力がわかっているのかも知れない。

にしても、どうやって逃れようかなぁ(汗)(汗)

2004.11.8 HPのスイッチ

ProCurve と聞いて知っている人はほとんどいないと思うけれど、HP製の L2/L3スイッチのブランド名である。実は、かなり前から気に入って使っている。理由は以下の通り。 で、どうやらこのマイナースイッチ、じわじわと売れているらしい。なかでも、「ライフタイム保証」の人気が高まっているそうだ。2000年のインストールベース(ポート数)を1とすると、2003年は2.1。ちなみに Foundry は 1.5、Cisco が 1.4, 3Com と Extreme が 1.1、Nortelが 0.7 なんだって。

こういうマイナー製品を選ぶには勇気がいるものだけど、Cisco や黒箱(Foundry)が高くて嫌になった時、Dell とかの低価格品を選ぶ前に、一つ試してみてはいかがだろうか。

2004.11.7 DSC-MZ2

今さらながらの2Mデジカメを購入してしまってから、3週間ほど経った。大体癖が掴めて来たので、メモしておこう。 無理を承知で、IXY450 と勝負させてみたところ(表紙からたどれるアルバムの方にいくつか画像あり)、2M機にしては結構健闘しているように思えた。暗い所では MZ2 の方が有利な場合もあるし。ただ、IXY に勝ったかというと、動画や撮影モードの豊富さをのぞくと、さすがに難しいようだ。あちらは徹底的にノイズレスだし、ホワイトバランスは決して外さないし、「くっきりカラー」という設定にすると嘘のように色が乗る。まぁ横綱に対して健闘できただけで良しとしよう。

ともあれ、最近は目が肥えたせいか(?) 興味がすっかり一眼の方に移ってしまっている。E-300が衝撃的な価格でデビューしたので、*istDs などは値下げを強いられているようだ。先行のキスデジや D70 も下がって来て、血で血を洗う戦いと言う感じ。来年はリコーのGRデジタルの他に、キスデジの後継機がどうなるかが興味津々だ。コンパクト機もなぁ、もうすこし何とかなると良いんだけれど。

2004.11.6 のこされじま

全然知らなかったのだが、コナンの再放送がはじまっている!!!。木曜日に偶然チャンネルを合わせてしまい、親子揃って25分間テレビの前で固まっていたので、妻には不評だったが...愚息などは、25分間口をポカーンと開いたままだった。脅威の宮崎マジックである。

初回は例の名台詞「ラナは軽いなぁ、鳥みたいだ!」とか、モンスリーの「戦争を起こしたのはあんたたち大人じゃない!」とか、良いなぁ、しみるなぁなどと思いながら観賞してしまった。これからの展開もほとんど詳細に覚えているけれど、何度見ても先が楽しみなアニメなんてそうそうない。

しかも、「おじい」が亡くなるのはモンスリーの手下に撃たれたからだと思っていたが、違った。「おじい」が持ち出した武器に手下の銃弾があたって暴発するのだった。せっかく隠れていたラナが見つかってしまうのも、その武器のせい。あくまでも、武器は悪者として描かれている。さすがは巨匠の作品。やたらと波動砲をぶちかますのとは哲学が違うのである。

ここで描かれた世界は西暦2008年なんだそうで、あと4年で現実が舞台に追い付いてしまうというのはちょっと恐い感じがする。こないだ触れたキリスト教原理主義の連中が盛んにしかけているような最終戦争が起こらないことを祈るばかりだ。

ともあれ、これからしばらく、木曜日は家に早く帰ることになりそうだ。チャンネルは 3 (NHK教育)。時間は 19:25である。ああ、「ばかねぇ」を再び聞ける幸せ。三角塔に太陽エネルギーが注がれ、無限のエネルギーの素晴らしさと恐さが同時に描き出されるクライマックスが待ち遠しい。

2004.11.5 ブッシュ再選

どっちが勝っても世界は変わらないだろうという意見を多く見ていたので、大した興味は持っていなかったのだが、JMM の冷泉さんのコメントを読んで、改めて CNNの結果速報を見ると、2000年の選挙結果とたいして変わらなかったことが良くわかる。つまるところ、レッドステーツ(共和党支持)はほとんどレッドのまま、4年前と同じなのだ。

冷泉氏の分析では、「都市の持てる層によるリベラリズム」への積極的なNOが示されたとのことである。高投票率が、ブッシュ有利に働いたとのこと。要するに、経済的な勝ち組が居住しているのはブルーステーツで、負け組が居住しているのがレッドステーツだということらしい。へー。

ま、イラク戦争でいかに相手にひどいことをしているか、米国民の多くは全く知らされてないそうだから、こういう結果が出るのも不思議はないのかも知れない。情報統制の勝利なのだなぁ。民主主義の悪い所が出ているような気がする。

2004.11.4 はてな問題

先日、ためしにはてなに登録してみた。はてなアンテナ目当てである。

が。

登録して1日も立たないうちに、「重要」とかいうメールが送られて来た。 「正しい住所を登録せよ、さもなくば利用停止するぞ」とのメールである。 えーうそー、海外居住のふりしてたのバレたのかぁ...(そんなはずはない)。

どうやら、はてなのポリシーが急転回する絶妙のタイミングだったらしい。 はてなユーザは一斉にブーイングモードに移り、高木さんなどは日記の公開を停止してしまった。

ブーイングの中には現役弁護士のものもあったりして、はてなの方は分が悪いようだが、はたして撤回されるかどうか。

私はと言えば、停止するならどうぞ御勝手に、の構えで静観中。

2004.11.2 Le Mont Saint Michel

12月号の日経サイエンスに、フランスのモンサンミッシェル再生プロジェクトが紹介されていた。なんでも、観光用道路のせいで砂が堆積していて、このままでは完全に陸続きになってしまう恐れがあるとか。これを環境破壊だと捉え、なんと180億円をかけて元の姿に戻そうというプロジェクトが立ち上がっているそうだ。

具体的には、まず島に繋がる現状の道路を破壊し、除去する。ついで、陸地から島の手前300mの浅瀬まで橋を架ける。観光用の駐車場は、この橋の上に建設する。さらに、近くの川を堰き止めて干潮の時に一気に流すことで、これまで堆積している砂を沖合いにけちらす。

計算では、8年後には現在の砂が消え、満潮時にはぽっかりと沖合いに浮かぶ、元の姿にもどるんだそうだ。

世界遺産だからここまで力をいれるのか、あるいは貴重な観光資源だからなのか、あるいはこういう所こそ昔の帝国の力の名残なのか、良くわからないけど、こういうプロジェクトが粛々と進む社会と言うのは実にうらやましい。

今の道路は 2009年に取り壊されるそうだから、before/after を楽しみたい方は是非今のうちに行ってみると良いのでは。 新しい橋は 2010年に完成するそうだ。在りし日の要塞が元の姿を取り戻すのなら、是非泊りがけで訪れたいものである。

参考リンク:[ Projet Mont-saint-michel]

2004.11.1 キリスト教原理主義

ちょっと前の話だが、田中さんの このニュースを読んで、背筋が寒くなった。もしこれが本当なら、麻原も真っ青じゃないか。キリスト教の幅の広さは認識していたつもりだが、こういう危険な思想まで含まれるとは思わなかった。ああ恐ろしや、恐ろしや。

[2004.10]