2005.7.28 元気なパナソ

パナソニックが先日発表したLUMIX LX1。極小画素でノイズリダクションが強く、塗り絵っぽい印象はあるが、広角レンズで 16:9 というのは強力な組合せなんだなぁと、こういうところを見ると感心する。色もしっかり出ているし、これは結構売れるかも。

にしても、パナソのこの勢いはどうだろう。私が若いころには、こういう元気な製品を出すのは決まってソニーだったもんじゃが...。

2005.7.26 愛・地球博

今日は台風がくるということで、午前11時現在の万博入場者数が3万人台と発表され、低迷が予想された...が、蓋を開けてみると63529人もの人が入場したそうだ。台風がそれたと言うこともあるが、地元パワーが多いに発揮されたのだと思われる。累計入場者数は 1238万人。この分だと会期中に1800万人を越える勢いだ。これは東京ディズニーランドが1年間かけて獲得する入場者よりも多いのである。

始まる前は、誰もが失敗を予想していた地球博。税金の無駄、環境破壊万博と糾弾された。それが、この好調ぶり。どんな魔法が使われたのか。

愛知を地盤とする各種企業の頑張りももちろんあるだろうが、根底を流れる根性として、「やるからには成功させる」という意地があるような気がする。いろいろな問題はある、でもやるとなったら、もう文句を言ってもしょうがないのである。不平不満を言いながら、いやいややって、失敗しても「それみろ」と言われて恥をかくのが関の山。やるからには、とことんやる。このDNAは、某社にももちろん存在していて、仕事のやり方と言うか態度と言うか、結構勉強させてもらっている。不可能を可能にする方法論を、なんとか身に付けたいものである。

2005.7.25 変な人認定

以前の職場は、非常に個性の強い人が集まっていた。今ではだいぶ薄れてしまったが、それでもこんな職場はそうそう無かろうなと、密かに誇らしく思っていたものだ。御多分に洩れず、自分だけは普通の人だと思っていたけれど。

ところがどっこい、今の職場も同じ雰囲気だったりする。もちろん、日本企業だから大部屋だし、一人当たりの机の面積は限りなく狭いし、安全点検の日には声を揃えて「構内車に注意、ヨシ!」なんて言ってたりするけど、それはあくまでも仮の姿。なんだかちょっと「変」な人達が集まっている。

歓迎会で部長の所へ挨拶に行った時、その秘密が分かったのだった。

まぁ認定されてしまったからには仕方が無い。諸先輩方に負けないよう、精進せねばなるまいな。ジャングルで生き抜くためには、もっともっとユニークにならなくては。

2005.7.22 こだま料金ケシカラン

最近新幹線に乗る機会が増えた。が、のぞみの止まらない駅で利用するので、使えるのはひかりとこだま。で、常に思うのは、この両者が同じ値段と言うのは到底納得しかねると言うことである。

豊橋にとまるひかりは二時間に一本だが、こいつは東京まで1時間25分。こだまだと、実に2時間23分。その差はなんと58分である。これだけ差があって同じ値段とは、一体全体どういうことか。悔しいったらありゃしない。

当然、客はひかりに殺到する。から、のんびりしていると座れない。こだまならのんびり座れて仕事ができるけど、それにしても高いのだ。ビールの一本くらいサービスせい、と言う気分になる。

実は、ビールのサービスが付いている列車もある。JR東海ツアーズの「ぷらっとこだまエコノミープラン」というのを予約すれば良い。しかしこれ、豊橋東京間の設定が無いのだ!ぐやじー。ふんだ、それなら浜松から乗るもんねと思って値段を調べると6300円だという。ううむ、列車限定、改札限定、途中下車もできず、乗り遅れたらそれでおしまいな切符にしては、回数券より620円安いだけと言うのはいかがなものか。

2005.7.21 またも不良

先日初期不良で交換してもらったUSB扇風機、一日目は快調に動いていたが、二日目に回転が遅くなり、三日目、ついに回転しなくなった。壊れるの早すぎ。どうやったらこんなゴミを量産できるんだろうか。中国、おそるべし。ていうかユーザなめてるだろ。許さん。だまされる方が悪い、というロジックは日本では通用しないことを教えてやらねば。

こんなボロでも私は980円支払ったわけで、輸入元のサンワサプライにはきっちり責任をとってもらわねばなるまい。3日で壊れると知っていたら、せいぜい10円の値段が良い所だ。さて交換に応じてくれるかどうか...ていうかどうせ交換してもまたゴミが来るだけなので、別メーカーへの交換を要望しているんだけど。頼むよー。

2005.7.20 エリート街道

転職の挨拶をあちこちに送っている。フランスにいた時に一緒に仕事をして世話になった人にも送った所、丁寧な返事が来た。彼はフランスでもかなりの高学歴(日本で言う東大理三と言う奴か...医者じゃないけど)で、当時から年上の部下を10人くらい束ねる管理職で、エリートだなぁと思っていたが、その後もエリート街道を驀進しているようだ。あまりにも強烈に出世しているので、思わず笑ってしまった。さすがエリートの国、フランス。ちなみに、かの国のエリートは湧き目もふらず仕事をするし、実際に仕事ができるし、彼について言えば人当たりも軟らかで腰が低い。完璧である。

彼は多分私と同い年か、上だとしてもせいぜい二つくらいなのだが(正確な年齢は聞いてないので見かけで判断 :-)、なんと私が帰国してから2年後くらいには研究所長に昇格したそうだ。で、今はフランステレコムのグループ企業間取り引きを統括するポジションなんだって。それってほとんど役員じゃないか。すげー。びっくり。某国電話会社では絶対ありえねー。

日本も、優秀な人をもうちょっと早めに昇進させるべきだよなぁと思うけど、どんなもんだかねぇ。

2005.7.19 プロX YS-11

YS11がネタだったのでつい眺めてしまった。プロマネが東条首相の息子さんだったとは、知らんかったなぁ。でも番組の方は、相変わらずの浪花節で、どうしてあれが最初で最後になってしまったのかとか、ほり下げが甘いのが残念。 まぁ、こんな話をこの番組で取り上げるわけないか...

参考リンク:文献紹介

2005.7.18 今日のトリビア

「交通博物館は、万世橋という駅を再利用したものだった」へえー。

日曜日、生粋の神田っ子である義父から、交通博物館は万世橋という駅の跡地に建っているのだと聞かされ、びっくりしてしまった。「都電ですか?」「違うよ、中央線だよ」「へー」

義父に昔の東京の話をしてもらうと、聞いていてとても面白いのだけど、神田の次に万世橋と言う駅があったなんて全く知らなかった。さっそく調べてみると こんなのとか こんなのとかとかいろいろ出て来る。そうかー、駅だったんだねぇ。

今度秋葉にいく時は良く見てみようっと。

2005.7.15 iRobot

WBSのロボット特集。部長に「見てね」と言われていたのに、風呂に入っていて前半見逃した。しまった、月曜に感想聞かれたらどうしよう...こっそり実験室にこもるか...

それはともかく、番組の後ろの方は見ていて非常に気分が悪かった。ラジコンの戦車に銃やロケット砲を載せて、イラクに配備するんだとか言ってる奴がいたからだ。ほんとに、信じられない。単に宗教が違うだけで、どうしてこう虫けらのように殺しまくろうとするんだろう。原爆とかショウイ弾で、彼らの言うところの黄色い猿を焼いたのと同じ発想が透けて見える。ああ気分が悪い。

とはいえ実際には、今仮に配備した所で、弾が無くなる所までおびき出されて、盗まれて、ばらされて部品として闇市場に流れるか、ラジコン操縦室となっている装甲車の方が襲われる位が関の山かもしれないが。

一つ面白かったのは、番組の中でソニーのアイボ担当部長が「アメリカは宗教の問題でヒューマノイドには関心が無いようだ」と言った所。なるほどそうだったのか...人間ぽい物を作るのは彼らの神をボウトクするってわけか。ふーん。まぁ、連中は何かにつけ武器を載せようとするから、それくらいの縛りがあった方が良いような気もする。

2005.7.14 S氏の日常

7時に起床。パンとコーヒー。8時に出社。前日の勤務実績をパソコン入力し、しばしデスクワーク。頼まれていた資料を作る。午前中、打合せ一件。午後、デモの手伝いのため実験室へ。ちなみに実験室は帽子着用、ノーネクタイ、安全靴である。

デモが終って打合せ二件。その後、特許調査。H社は山のように特許を出してるんだよねぇ。うちも頑張って出さないとね。19時半、食堂で夕食をとってから帰宅。妻が本棚を送ってくれたので、段ボールが一気に7箱処理できた。助かる。風呂入ってコーヒー飲んで、論文書き。肝心のストーリーが、まだ骨太にならないので、教授から指導を受けまくる。午前一時、頭がぼうっとなって来たので寝る。こんな感じで、毎日が過ぎて行く。

打合せは多いけれども、中身が濃いのと、わりかし時間通り終るので、前の職場で経験してきた「打合せ」とは異質だと感じる。議題があって、問題点を議論し、結論をだして次週までの宿題を確認。これがいわゆる打合せだよねぇ。前の職場は一体なんだったんだ...と考えると、「役所だったのだ」という考えに至る。ちなみに前の職場での「正式な」打合せとは、次のような手順で話が進む。

要するに、前職における会議とは根回しの結果を確認する場であって、その場で何かが創発するようなものではなかった。はっきり言って時間の無駄、自分の人生がはかなく思える瞬間であった。

まぁ、今いる会社も日本企業だから、上の方に行くとどうだか分からないが、少なくとも現場レベルの打合せは、なかなかうまく回っていると思う。ワイワイ話している内にどんどんと方針が決って行くのは壮快だ。明日も頑張ろう。

2005.7.12 不良品

クールビズで今一番売れている製品のひとつである、USB卓上扇風機。早速私も手配した...のだが、届いたらいきなり不良品。スイッチが馬鹿になっていて、風が欲しけりゃずーっとスイッチを押していなければならないんで、これじゃ仕事にならないよ。

製品はもちろん中国製で、例によって「なんちゃってQC」シールが貼ってある。シール貼るだけでQCなんかできるわけないというのは置いておくとして、スイッチ一つまともに作れないというのはいかがな物かと思うのである。まぁ、おかげでわが国はまだしばらくは安泰だと思えるわけだけど。

これは物づくりのこだわりとか、そういう美しい話ではないと思う。不良品を出すと言うのは恥であるばかりか、結果として高コストだと言う意識が重要なわけだ。ユーザにとっては、不良品を掴むことは極めて不愉快な体験であるからして、いくら "made in xxx" という表示を隠して逃げようとしてもダメである。Made in China とマジックででっかく書いてやるぞ。

そういや、USBで充電できる台湾製の充電器を買った時も不良品だったっけ。どうも私はこういう物に対しては不思議な程、引きが強くて困るのだ。全く、この世に不良品程エコでない物が他にあろうか。新品なのにゴミ。ああ憎らしや、不良品。

2005.7.11 眠すぎ

最近少しは慣れて来たとは言え、やはり夜行で移動すると翌日の眠さは抗しがたい。最初、夜行バスなり列車なりのなかでちょっと仕事をしたりしてみたのだが、今では悟ってしまった。夜行は、いかに眠るかが重要なのだと。せっかく夜間に移動するのに、眠りが浅いと翌日が台無しだ。

で、夜行バスはやはりなかなか良い。結構前から予約しないと乗れなかったりするし、座席の広さは期待した程ではなかったけれど、特筆すべきは運転手のテクニックである。ピッチング方向の揺れは仕方無いが、ヨーもロールもほとんど感じないし、加減速は限りなくスムーズ。トイレ休憩で足柄と三ヶ日に止まっているはずなのだが、全く気づかないくらい熟睡できている。車内が暗くなるのでアイマスクも不要だ。

一方、人民列車の「快速ムーンライトながら」の方は、昔の90度シートに比べれば背中の痛さがだいぶ和らいではいるものの、まだまだ熟睡には程遠い。今日は隣が空席だったので、体を90度曲げて二座席使って横になれたからまだ良かったが、眠れたような眠れないような状態で、小田原、沼津、浜松の駅名アナウンスを覚えている。気が付いたら豊橋だったけれど、やはり昼間の仕事は厳しかった。人民列車は安いけど、なるべく避けたいところだ。

2005.7.10 足元を見る

吉祥寺東急でちょっと買物をするので、子どもを二人つれて行った。買物がちょっと長引いてしまったので、昼ご飯を食べることに。

で、わざわざファミレスまで行くのも面倒なので、子ども服売場の奥にある子連れOKな店に入った。この百貨店で子連れでメシとなったら、ほとんどここしか選択肢が無いのだ。

値段は思いっきり立派である。ランチセット1260円、お子様ランチ840円。メニューの写真にはなかなかおいしそうなカレーやハンバーグが写っている。子どもも疲れているし、高いけどここでいいか...と思って入ったのだが、これがもうトンでもな店だった。

まず出てきたハンバーグ。イシイのハンバーグよりも薄い。ソースはほぼケチャップ100%。これが1260円ですかそうですか。メニューにうつっている、高さ3センチくらいありそうなおいしそうな奴は幻ですか。

次にカレー。子どもがちっとも食べようとしない。さんざんなだめて食べさせるが、それでも半分くらい残してしまった。おかしいなぁと思って妻がチェックすると、これもまた薄い、水のようだとのこと。今どきこんなレストラン、あり得ない。おとなしく業務用のレトルトを温めていれば、こんなまずくなる事はあり得ないはずだ。

ハンバーグにせよ、カレーにせよ、ついでに言えばセットに付いて来たコーヒーも限りなく薄く、ケチっていた。しかもご飯はお上品にごく小量。かつ水増しで炊いているからねばっこい。ありえない...足元見すぎ。ここまで客の舌を見下した店に出会ったのは初めてかも知れない。ちなみに経営は mikihouse らしい。こういうことをしていると、自分のブランドにも傷が付こうと言うものだ。私はもう、あのロゴを見ると即座にまずいハンバーグが思い出される身体になってしまったもんね。

2005.7.7 ADSL開通

6月30日に引越しをして、寮に入った。ケーブルテレビもあったのだけど、価格的に一番安い、アッカのADSL 1Mbps、モデムレスプランにしてみた。NTTに基本料を払う義理もなくなったので、料金の安いタイプ2。しかし工事費が1万だって...しっかりとるなぁ、NTT。償却まで20ヵ月かかるじゃないか。で、これが今日になってようやく、開通。ああ長い道のりであった。

モデムはヤフオクで2000円くらいで揃えた中古。サクッとつないでサクッと動作。快調快調。思った通り、私の使い方だと1メガで十分だ。もっと安くならないかなぁ。

2005.7.3 都議選

また投票率が下がったそうだ。こういうときは組織票のパワーが全開になる。うちの選挙区なんか、あの政党がワンツーフィニッシュと来たもんだ。それどころか、23区で断トツのトップ当選を果たしているあの政党の候補のいかに多いことか。

私が勝手に応援していた候補は何とか当選していたけど、みんな、もっと選挙行こうよね。

2005.7.1 プロの仕事

久々に、「快速ムーンライトながら」に乗る。東海道を極めて安く移動できる、俗にいう「人民列車」であるが、最近は踊り子などと同様の特急型車両を使っているので、昔よりは乗り心地が良い。そのかわり、510円の座席指定券が必要だ。ちなみに私は愛知県の岡崎にいて、東京に向かおうとしている。

もともとはドリーム号(高速バス)で移動しようと思っていたのだが、みどりの窓口で前に並んでいたおっさんがよりによって同じバスのチケットを注文して、売り切れになってしまった!だもんで、仕方無く人民列車の席を探してもらう。「東京までですか、ちょっと待ってくださいね...」見習いのバッジを付けた若い女性が窓口担当だ。只今、夜の10時を回ったところ。今日は夜勤かぁ、頑張るなぁ。

しかし、ここで彼女はさりげなくプロの仕事をしたのである。「東京までは買えませんねぇ、じゃぁ熱海までで調べてみますね」と。これは一種の裏技で、快速ムーンライトながら号は何両か、熱海から先が自由席になる。熱海到着は午前3時だから、突然自由席になったからってわざわざ席を変わる人はいないのだ。みんな寝てるし。なので、指定券の効果としては事実上東京までの券と同じなんだけど、システムとしてはあくまでも「熱海まで」という指定をしないと買えないことになっている。「あ、ありましたよ。」笑顔でいわれるとこっちも嬉しくなる。やるなぁ、全然見習いらしくないじゃないか。

切符一枚買うにしても、こっちが1言うだけで10の働きをしてくれる人がいて、こういう人に当たると大変気持ちが良い。彼女のような人には、是非出世してもらいたいものである。


[2005.6]