いよいよ寒くなって来た。明日の最低気温は3度だという。車で40分ちょっとかかる工場への出張も増えて来たのだが、川の上流の方なので、ひと冬に何度か雪が降るんだそうだ。うーん、雪の日は休みか??
ところで、今の主力暖房としてこんな奴を使っている。17平米しか無い寮の部屋なら、今のところこれで十分である。消費電力180Wで、ヒーターの発熱が低温なので、つけっぱなしで寝ても火事の心配は皆無、東京の家では堀ゴタツのヒーターにしていたこともある。
で、会社から夜帰って来てこれの電源をいれ、そのまま朝までつけっぱなし。これで室温は18度から20度位をキープできる。もっと冷え込むと厳しくなるかも知れないが、さてどこまで頑張れるかな。
高速道路での経済速度は車によって異なるが、大抵は90km/hから100km/hに設定してあるようだ。エンジン回転がちょうど良い程度になるこの速度を守って、アクセル開度を一定にし、上り坂では耐え難きを耐え、下り坂では若干アクセルを開け気味にして重力を活用し...なんて走りをすると、フラ車であっても 17km/l に届こうかという燃費を記録する。エンジン回転は2500rpmから3500rpmの間である。
しかし、何にも考えずに爆走すると、同じ区間でも13km/lを割ってしまったりする。所用時間はだいぶ短縮されるが...エンジン回転数が高くなるのと、おそらく空気抵抗が大きくなるのが良くないのだろう。回転が上がれば機械損失も増えるし。エコランをした場合に比べ、ガソリン代の差は700円位になる。特急料金だと考えられなくもないが、無視できない金額だ。
財布のためにも、環境のためにも、そして運転の疲れを軽く抑えるためにも、高速道路ではエコランがおすすめである。
ガラガラの東名。走行車線は90キロで走るトラックが数珠つなぎなので、いつものように追い越し車線をのんびり走っていた。で、後ろから早い車が来たので、すっと加速して走行車線の空いているところまで移動し、ほいっと進路を譲った。早い車の邪魔にならないように、それなりの速度まで加速するのは、相手にブレーキを踏ませないためのマナーのようなものだ。
が、そいつはあろうことか、それまでのかっ飛ばしはどこへやら、急に制限速度近くまで減速して私の後ろに入ったのだ。気持ち悪い奴め。まぁいいさ。わたしゃエコラン中であるからして、これ以上スピードは出さないし、そのうち抜いて行くだろうさ。
とはいえ、走行車線を100キロで走ると、すぐに前のトラックに追い付いてしまう。すっと追い越し車線に移って、それなりに安全な速度で抜き去り、またエンブレかけて走行車線に戻る。
んー、後ろの奴も同じ行動をとっている。ひょっとしてエコラン仲間?なんか怪しいなぁ。(この辺で、勘の良い人はこの怪しい奴の正体がわかったと思う。でも、私はまだ気にしてなかった。だって、私は95キロから100キロの間で微妙なアクセル制御をしながらエコランに専念しているんだもの。)
そのうち、またトラックが。今度はながーい隊列だ。頑張って抜くか。それっと追い越し車線へ。
後ろの奴も同じ行動をとる。しかも、微妙に車間を詰めて来やがった。なんだよー。110キロじゃ文句あるってのか。しょうがないな、じゃぁもう少し加速してやるか...ああ気持ち悪い奴だな、何だその車間の詰め方は。もっと離れてくれよー、危ないじゃんか。いきなり割り込まれて、俺がブレーキ踏んだら、アンタ突っ込んで来るんじゃないのか。離れろよー。俺は燃費運転してるんだから、これ以上速度出せないんだから。ああもう、嫌な奴だな。
ああもう、いい加減にしてくれよ。もう知らん、お前なんか知らん。気がつくと、コロボックルさんがシフトダウンしてくれて、彼ははるか後方に置き去りになった。私は走行車線に空きをみつけて、ヒョイと戻った。泡を食った彼は猛然と追いかけて来たが、もう後ろになんか入れてやるもんか。アンタみたいなのとは一緒に走りたくないよ。さっさと先へ行ってくれ。
トラックを抜いてから、エンブレで90km/hまで減速。後ろのトラックとの車間は、たぶん50m位かなぁ。もうちょいあるかな。もちろん、トラックさんにブレーキは踏ませないよ。
そしたらなんとまぁ、あの阿呆は私を抜かず、トラックに並んで減速し、ちょっと躊躇った挙げ句、無理矢理私の後ろに割り込んで来た。なんだこいつー、信じれん動きー。もう許さん。こうなったら我慢くらべだ。俺はこのまま90キロで走り切ってやるから覚悟しろ。
トラックと、変な奴と、私。きまづい空気の中、時速90キロで走る3台のコンボイ...
数分後。ついに、勝利の時がやって来た。あの阿呆が、私を追い越しにかかったのだ。やったーざまーみろー、俺の方が我慢強いだろー。コチトラ燃費運転中なんだからなー。へへーんだ。
しかし、彼の後ろ姿を見て凍り付いたのは私の方だった。そこには赤いLEDの電光掲示版が......
「速度違反取締り中」
森永さんの連載が面白い。私が自分で考えていると思っていたことは、実はこの人の言動をどこかで見かけて積み上げただけなのかも知れないと思うほど、彼の意見に同意する。日本の確実な将来は、増税と年金の切り下げ、インフレ。これは規定路線だから、嫌なら逃げるしか無い。そして、逃げられない庶民の不満のはけ口として、戦争のリスクがある。
特に、彼の警告「小泉の次に注意しろ!」というのは実に的確だと思う。ポスト小泉と呼ばれる中で、私がもっとも嫌っている二世議員がいるが、そいつが首相になったりしたら、もう戦争確定だと思っている。
ただ、自分は今のところ体制側にいるわけで、かくも卑怯にも高みの見物を決め込み、隙あらば脱出を考えている腰抜けであるからして、こんなところで森永さんと共鳴していても社会には何の影響も与えないわけだけど。
構造計算書偽造の建築士、ずいぶん手広くやってたんだなぁ。愛知県でもホテルが一つ、営業停止になった。静岡も駅前のホテルが営業停止。よほど評判だったんだろうか。 「忙しかったので手抜きをした」という彼の言い訳は全く理解不能だけれど。
「自衛」は嘘臭いし、「軍」と言う響きはいや。どうしても名前を替えたいなら「国民救助隊」とかで良いんじゃないのかね。実態を優先するなら「米軍支援隊」とでも呼んだ方が良さそうだけど、そこまで行くとちょっと情けないよねぇ。
わざわざ憲法改正して戦争ができるようにするってことは、そのうち何らかの謀略が起こって、普段は選挙にも行かない愚民どもの浅薄なナショナリズムを煽り、戦争へ走らせてドサクサ紛れに借金をチャラにしようと言う魂胆か。
昭和初期、キナ臭くなる世の中において、もし今のように航空機が身近な存在で、かつ、そこそこの外貨を持っていたなら、果してどれだけの人が海外に移住しただろうか。例えば昭和14年に脱出して、昭和24年に戻るとしても10年かかる。まぁ、最近の戦争は決着が早いから、2年で終るとして、前後2年の余裕を見ると6年位は疎開生活が必要なわけだな。ふぅむ。
サンヨーの巨大赤字決算は、年配の方には驚きを持って迎えられているようだ。某パーティで会った編集者は、「企業が坂道を転がる速度がどんどん早くなっているねぇ」とつぶやいていた。そして、いつものゴーンさんに加え、ロッテのバレンタイン監督やソニーの誰だっけかを並べて、「どうして外人だとうまく行くんだろうねぇ」と続けた。
私は「外人だからうまく行った」わけではないと思ったが黙っていた。日本人だって、立て直せる人はいるはずだ。外人だって、間抜けな奴はいくらでもいる。ただ、外人は無茶を言っても角が立たないという点で、立て直しやすいということは言えるかもしれない。いずれにしても、社内に残っている「何とかしなくちゃ」という空気をうまく煽ってやる能力を持った人であれば、それなりに再生は可能なはずである。
サンヨーが謎なのは、なぜ一介のジャーナリストにCEOを任せたのかと言う点と、なぜ社長が御曹司なのかという点。別にジャーナリストが悪いとは言わないし、それなりにリーダーシップだってあるだろうけど、社員にとってついて行く理由に乏しい以上は、士気に大した影響を与えまい。また、御曹司社長が悪いとは言わないが、この手の社長は普通、番頭が経営を立て直してから登場するのが世の常だ。サンヨーの不幸は、優秀な番頭がいないと言うことだろうか。
さて、君ならどう立て直すか。今ごろMBAコースの恰好の題材になっているに違いない。
WBSで、新日鉄やらJFEやらがハイテン材など高付加価値製品を中国で作るため、現地の製鉄会社に技術供与するという話をやっていた。これは気を付けた方が良いなぁと思った。
ノウハウというのは、蓋を開けてみれば簡単であることが多い。自らあみだすのには時間がかかるが、真似するのは簡単だ。現地の会社と合弁会社をつくり、日本人技術者を送り込んで「日本と同じ品質を目指す」といっていたが、これは日本と同じレベルの品質を作り込むノウハウを伝授するということだ。品質でキャッチアップされて、価格勝負をかけられたら太刀うちできないけれど...大丈夫なのかな。
やはり この辺 が少子化の原因だよなぁ。児童手当を多少増額したって、高齢出産や不妊治療を保険で後押ししたって、どこの会社にも普通にみられるこの傾向が変わらなければ子どもなんか増えないよな。
「子どもを産むなら会社をやめろ」とまでは言われなくとも、「時短なら評価はD」とか、「仕事の割り振りにおいて属人的な都合は一切考慮しない」とかいう会社においては、確実に「出産はハンデ」なわけで、現実をシビアに見つめる女性であればある程、「もうすこし出世して落ち着くまで...」と出産を先伸ばしにしがちだ。
人間も動物であるからには、生殖は若い方が断然有利なはずだが、若いうちは仕事が面白いし給料も安いし、なにしろ同僚の男共は深夜まで働くので、子育てなんて問題外である。
30歳前後で脂が乗って来ると、さらに仕事が面白くなる。ここで、何とかなるかな...と思って出産する人と、いや、まだまだ...と思って先伸ばしする人に分かれるのかも知れない。ただ、あんまり先伸ばししていると、いざ欲しい時に子どもが授からなかったりする場合がある。子どもより仕事を選ぶ生き様を、最初から選択している人はそれでいいのだが、本当は子どもが欲しかったのに仕事を選択せざるを得なくなった人というのは、ある意味社会の犠牲者なんじゃないだろうか。
子どもを産んで、育てるという、生物としてごく当り前の営みを、社会が応援しないのはどうしてなんだろう。時短だって十分仕事のできる人を、「子どもを持つのはわがまま」と切って捨てようとするのはなぜなんだろう。今のままでは、「子どもを産むなんて無理」「産むとしても一人が限界」と言いながら歳を重ねて行く女性が、増えこそすれ減ることは無いと言う状態が続いていくような気がする。
右を見ても左を見ても年寄りばっかりと言う社会が現出し、若い連中は海外に逃げ出し、年金が破綻...しないまでもインフレのために実質可処分所得が激しく毀損したら...市場規模は著しく縮小する。海外法人の配当でそこそこ食える会社なら良いが、国内にしか基盤の無い会社は今後いっそう厳しい状況になると思う...とは、思考が飛躍しすぎたか。
浜名湖SAの名物?、 うなスパ。名物にうまい物無しと言うが、それなりに食べられた。ちょっと味が濃いが、ワサビマヨネーズとのからみは悪くない。問題は、量がちょっと少ないことかな。
ガソリンスタンドのにいちゃんが窓を拭き終えて、なにやらタイヤを触っている。傷でも見てくれてるのかなぁと思って気にも止めていなかったのだが、おもむろに近付いて来てこう言った。
「いまタイヤをチェックしたのですが、もうすり減って危ないですよ。」
指が深く入る、8ミリはあろうかと言う溝を残すタイヤを指してこんなことを言われた日には、呆れるを通り越して、おもわずにっこり微笑んでしまったよ。冗談を言うならもうすこし気のきいたことを言ってくれ。
「いま、ヨコハマのこれ、大サービス中で、イエローハットとかよりも安いんですよ!」
あーそうかい。こんな店でタイヤを替える程、わたしゃ御人好しじゃないよ。それに何だその値段、ちっとも安くないじゃん。熱心なのは結構だけど、そこいらの主婦をだますような売り方は良くないと思うね。
この店はガソリンが周囲の店よりだいぶ安いので重宝していたのだが、安さの源泉を見た気がした。うーん、こういう店でガソリンいれるのは、ちょっと罪悪感を感じるな。でも安いからなぁ。
特許週間である。来週までに一本特許を書かなければならない。そんなわけで、つらつらと新技術を考えてみる。
「そうだ、酸素富化膜を吸気側に付ければターボ無しで出力上がるじゃん!」喜びいさんで職場の人に言ったら、「そんなの10年も前に評価してるし」と冷たいお言葉...しくしく。確かに、パナソニックのページを見ると、もともとが燃焼効率向上のために開発されてきたものらしい。なーんだ。知らんかった。
一方、何げにモーターショーのページを見てたら、なんと Valeo がカムレスエンジンを開発しているとの情報。ひえー、ついに実現するのか。これなど、誰でも思い付くけど実現が極めて難しい技術の一つなわけで、それこそ何十年も前から研究されて来たテーマだったはずだ。実現のキーになったのは何だったのだろう。フランスの部品メーカー、侮れん。でも本当にあと3年で量産できるの?
ともあれ、メカも結構面白いです。
貧富の差が広がると治安が悪化する、と言うのは避けられないようだ。 大量に逮捕したところで、焼け石に水かもしれない。ベルギーにも飛び火したそうだし、しばらくあの辺には近づけないような気がする。
翻って日本。まだあそこまで不満は溜ってないと思うけれど、このまま若年の失業率が上がって行くと、ちょっと恐い。外車なんか乗っていられるのも今のうちだけかもなぁ。
整備記録簿に、悪名高い某社の名前が載っていたので、改めて馴染みのガレージ(APR)に点検してもらった所、なんとフロントのロアアームボルトが緩んで抜けかかっていた。これが外れると、タイヤはハの字になってしまう。「こんなの自然に緩むもんじゃないんですけどねぇ」とはメカニックの弁。そりゃそうだ。
納車前点検整備とは名ばかりで、何もしていない可能性が高いとのこと。2万も取ってそれかよ。さすがは天下の○○○。この分だと、オイルも何が入ってるか怪しい所だ。今度替えてもらおう。
ラテン車はとっても楽しいのに、扱っているディーラーの質が低いのが問題だと思う。プジョーはイギリスの商社であるインチケープがずいぶん立て直したけど、シトロエンとアルファロメオについては、正直、普通の人にはお勧めしかねる。実に持ったいない話だ。プジョーの印象につられて、今回兄弟メーカーであるシトロエンを選んでみたのだが、3年保証といってもいろいろと制限があるようで、やはりプジョーにしておけば良かったかなぁと思った。
ただ、プジョーも日本法人の社長が変わったようで、今の体制が続くかどうか予断は許さない状況らしい。はやく外車に安心して乗れる世の中がこないものか。というか、日本メーカが欧州テイストの小型車を作ってくれさえすれば何の問題もないのだけれど。
前から欲しかったけど高くて購入を踏みとどまっていた製品が、新製品をきっかけにして安くなった。それでもまだ、激安店でも55,000円位するんで、もう一声安くならんかと思っていたのだが、ヤフオクにドバドバ出品されているのを見て、しばらくウォッチして相場を調査してみた。だいたい、平均落札額は51,000円程度である。
うーん、もう一声かなぁと思っていたのだが、なかなか値段が下がって来ない。実はここのところの円安でちょっと儲かったので、富豪的入札をしても良いのだが、ガソリンが高いせいで精神的な余裕が少ない。そもそもそんなに急いで手に入れなくても良い商品で、中古でも良いくらいだ。しかし来月に入ったら相場があがる危険がある。ここらでちょっとさしておくか。
過去数件の入札状況を見ると、50,000円を超えても平気で落札する人間は少ないようだ。そして、2番手グループをみると47,500円あたりで息切れしているように見えた。そこで、48,800円を上限として指してみた。つまり、2番手グループに対して富豪のフリをするわけだ。本当の富豪が現れたら太刀うちできないが、まぁそれはしょうがない。
実際、多分ダメだろうなと思っていたのだが、なんとまぁ、48,500円で落札してしまった!!。げげ!嬉しいけどちょっと散財な感じ。1円で競り勝った時のような興奮は無いけれど、同じ商品ですぐ後に〆切を迎えた奴の落札額は 51,001円とかだったので、一瞬の凪をとらえたという点で久々の勝利である。というわけで、ここに自慢する次第。
ちなみにその商品とは...これです。あーついに買っちゃったか。
何と言っても今日のトップニュースはこれとこれである。間違いない。
実は10/31日付で、こういうニュースがあったわけだが、まさに三日天下で終ってしまった。というか、ひょっとするとパナソはサンヨーのニュースを聞き付けて、慌てて公表したのかも知れない。発表は何とか先んじたが、発売日をみても、データを見ても、優劣は明らか。サンヨーの超格子合金と言う奴のほうが筋が良いようだ。
容量競争も続いている。遂に、単4で1000mAhに到達。すげー。単三の2700mAh というのも十分凄いけど、伸び率は単4の方がすごい。カッコ良すぎ。頑張れサンヨー。負けるなパナソ。
テレビをつけたらプロジェクトXがやっていた。今日のテーマはSuica。なかなか面白かった。特に、オレンジカード導入で死にかかったプロジェクトがよみがえるところは圧巻。こんな地道な努力が隠れていたんだなぁと、感心した。
ただし。例によって環境の話を一切しないのがこの番組の特徴である。磁気カードの偽造の話とか、世の中がICカードに移行しかかったタイミングにうまく乗ったと考えることもできる。もちろん、担当者の努力が無ければいくらタイミングが合っても離陸できないことには変わり無いし、ICカードに無理矢理移行して失敗したもう一つの民営化企業の例もあるので、紹介されていたSuica部長の戦略が巧みだったことは確かだ。
JR総研で初期の技術選定に係わった技術者が定年退職して、今はJR貨物でICタグ導入に係わっているというエピソードも、良い話だなぁと思った。定年を65とすると、自分にもまだ30年近くあるわけで、今手掛けているいくつかのプロジェクトの一つ一つを、高い完成度で積み上げて行けば、今後の人生を豊かに過ごせるに違いない。がんばろうっと。